ロッキン 今年から茨城→千葉へ《当然》ファンの声続々の理由
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■茨城県医師会が語った要請の意図

 

本誌はロッキンの開催中止が発表された昨年7月7日、茨城県医師会の事務局に要請書を出した意図について取材。すると事務局は、「『何がなんでも中止してください』ということではなく、開催する場合でも感染対策をしっかりとお願いしますといった要請です」と回答。

 

また茨城県医師会がロッキンの開催を知ったのは、「6月18日ごろ」だったという。「同じ主催者の『JAPAN JAM』では感染者を出しておらず、茨城県内では他のイベントも行われている。なぜこのタイミングで、ロッキンにだけ要請書を出したのか」との問いについては、次のように説明があった。

 

「ひたちなか市医師会の役員の先生から『フェスが開催されることになって、医療提供体制とかそういった点から不安が大きいんだよ』という話がありました。県内だけでなく県外からも人が来るので、その話を機に『これは一医師会の話だけではなく、県内の医師会全体に関わる問題だろう』となり、何回か会議も行い要請書を取りまとめました。あえてこのタイミングで要請した、というわけではないんです」

 

医師会からの要請があった経緯もあり、ネット上では《移転は当然ですね》や《やっぱりという感じ》といった声が上がっている。

 

ただNHKによれば、ロッキンの運営側は昨年12月に会場変更の方針を茨城県に伝えていたとのこと。県側は資金面や感染対策を含めた運営面での支援を申し出たが、運営側の判断は変わらなかったという。また今回の移転と茨城県医師会との関連については、運営側は「今回の決定とは関係ない」と否定したと伝えられている。

 

ロッキンが千葉県に移転したことを受け、同県の熊谷俊人知事(43)はTwitter上で歓迎する姿勢を示している。

 

《千葉は春夏冬と多くのフェスが結集する音楽の街、県となりました。感染対策との両立はもとより、ひたちなか市、茨城県で長年紡がれてきた歴史・物語・文化へのリスペクトを忘れず、多くの方に愛してもらえるイベントとなるよう、千葉市とともにサポートしていきたいと思います》

 

茨城県の観光事業を支えていた一大フェスの移転。果たしてどのような影響が出てくるだろうか。

出典元:

WEB女性自身

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