松田聖子支える89歳同居実母の献身 外出できない状態から少しずつ前へ
画像を見る 母の一子さんと手を繋いで歩く聖子

 

前を向き始めた聖子を、家族もそばで優しく見守っている。神奈川県の大学病院で教授を務める夫のK氏は多忙な業務のかたわら真摯に妻を支えているようだ。

 

「Kさんも沙也加さんと親交があっただけに相当ショックを受けたそうですが、“自分が落ち込んではいられない”と考えているそうです。出勤する回数を可能な限り減らして、自宅で聖子さんのメンタル面のケアをしていると聞いています」(K氏の知人)

 

そして、最もそばで聖子を気遣っているのが89歳になる同居実母の一子さんだという。

 

「昨年6月ごろから聖子さんは自宅の建て直し工事を始めており、隣接するもう一軒の自宅で生活する聖子さんの身の回りの世話を一子さんがしているそうです。近年、一子さんが体調を崩すことが増えたこともあって、聖子さんは少しでも一子さんが暮らしやすいようにと、建て直しを決意したといいます。

 

沙也加さんの死後、憔悴してほとんど外出できない聖子さんに代わって、一子さんが買い物に出かけることも多く、聖子さんの好きなバタークリームケーキを注文したこともあるそうです」(前出・聖子の知人)

 

献身的に聖子を支える一子さんだが、娘との関係はずっと順風満帆だったわけではない。

 

「聖子さんが’12年にKさんと再婚する際、一子さんは当時“愛人”と報じられていた男性マネージャーとの関係を清算するよう、聖子さんに忠告しました。しかし、聖子さんは聞く耳を持たず、一子さんが役員を務めていた当時の所属事務所『ファンティック』を飛び出し、新事務所も設立。

 

当時、一子さんは聖子さんの自宅で生活していましたが、同居を解消。親子関係が断絶したのです」(前出・芸能関係者)

 

そんな2人に雪解けが訪れたのは4年ほど前。

 

「一子さんが’18年3月に年齢のことも考え『ファンティック』の役員を退任。そんな一子さんの姿を見た聖子さんは『私が母の終活を支える』と、ふたたび自宅に一子さんを呼び寄せ、同居を再開したのです」(前出・芸能関係者)

 

’18年8月、本誌の取材に対して一子さんはこう語っていた。

 

「私を娘はいつも心配して『そばにいないと何があるかわからないから、1人でいたらダメ!』って言ってくれて。だから全然、(母娘の仲は)大丈夫なんですよ」

 

断絶を乗り越え、母の人生と向き合った聖子。今度は一子さんが聖子が発する“心のSOS”に応えていると前出の知人は語る。

 

「沙也加さんと聖子さんと3人で生活していた時期も長かった一子さんは、2人のことを誰よりもそばで見ています。それだけに、娘を失って今まで見たことないほど落ち込んでいる聖子さんのつらさも痛いほどわかるのでしょう。

 

高齢の一子さんを心配する聖子さんの呼びかけで再開した二世帯同居ですが、一子さんは“今度は私が聖子を助ける番”と考えているそうです。また一子さんは聖子さんのいちばんのファンでもあります。聖子さんが少しでも前向きに還暦を迎え、歌手活動を再開できるためにも、できることを精いっぱいしているのではないでしょうか」

 

母の“逆介助”を力に、聖子は少しずつまた歩き始める――。

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