■2年連続ハロウィンで見せた“怪奇メイク”
本誌も過去に田中の“ヤンチャぶり”をキャッチしてきた。田中がジャニーズ事務所を退所して1カ月が経った‘13年10月30日の深夜。田中はこの日、都内のクラブで開かれたハロウィン・パーティーに出席していた。
仮装のためか右目のまわりは黒く塗りつぶされ、左目には蜘蛛の巣のペイントが。口元は頬まで裂けたかのようにラインが引かれ、そこから赤い血が流れたような跡が見えた。さらに目にはカラーコンタクトが入っているためか、黒目のない眼球が異様な雰囲気を醸し出していた。
「このイベントは、当時バーを経営していた田中さんとスタッフが共同企画したもの。当日は200人以上のファンや関係者たちが駆けつけました。聖さんは“怪奇メイク”の仮装でパーティーを盛り上げようとしたのでしょう、あちこちに動き回っては声をかけるなど気を配っていました。写真撮影を求められると、断ることなく気さくに応じていましたね」(芸能関係者)
しかし、そんな明るい雰囲気から一転。深夜1時頃にほろ酔いでバーを出た田中が向かった先は、近くにあるコンビニエンスストアだった。店内のATMに立ち止まり、引き出した現金は1万円のみ。過去には金欠も囁かれていた田中だが、当時も陽気なパーティーの陰では金銭面を気にしていたのだろうか。
次に本誌が田中を目撃したのは、ロックバンド「INKT」で再出発を果たしたばかりの‘14年10月。この時もハロウィンで、左目は十字、口元は真一文字に切り裂かれた“傷だらけのピエロ”に扮していた田中。路上で友人と思しき女性たちに囲まれ、メイクの仕上げを施されると上機嫌でクラブに入っていった。
「この日は、閉店してしまったバーを“一夜限り”で復活させるというものでした。当時の聖さんはバンドのファンイベントや、デビューアルバムの発売も控えていました。聖さんは集まってくれたファンに感謝の言葉をかけ、今後の活動についても嬉しそうに話していました」(音楽関係者)
‘16年にはゲスト出演したテレビ番組で、「覚せい剤はダメ! 絶対!」と訴えていたこともあった田中。今回の逮捕によって、再び多くのファンの信頼を裏切ってしまったようだ。