ヒロイン3世代が紡ぐ人生を描いたNHK連続テレビ小説『カムカムエヴリバディ』。現在放送中の川栄李奈(27)演じる3代目ヒロインの「ひなた編」が、クライマックスを迎えている。
そんななか、3月16日の放送回に登場した“ある夫婦”が話題を呼んでいる。2代目ヒロインでひなたの母・るい(深津絵里)が、18歳の時に離れた故郷・岡山へ32年ぶりに戻るシーンだ。
「長年消息を絶っていたるいの叔父・算太が、るいの前に現れるも息を引き取りました。幼い頃に算太が突然いなくなってしまった理由を知りたがっていたるいに、夫の錠一郎(オダギリジョー)が帰郷を勧めます。
るい一家を出迎えてくれたのは、初代ヒロインでるいの母・安子の義弟にあたる雉真勇。勇の妻・雪衣は、かつて雉真家に支えていた女中でした。るいは雪衣の証言によって、算太や安子をめぐる過去の真実を知ることになります」(テレビ誌ライター)
物語の重要なキーとなる雉真夫妻。晩年の勇を演じたのは目黒祐樹(74)で、勇の妻・雪衣を演じたのは多岐川裕美(71)だった。
「安子編で若かりし頃の勇を演じたのは村上虹郎さん(24)、雪衣を演じたのは岡田結実さん(21)でした。今回の朝ドラでは同じキャストが晩年まで演じたり、再度出演したりする傾向にあります。そのため、今回のキャスティングは“サプライズ”ともいえるでしょう」(前出・テレビ誌ライター)
各メディアによると、目黒は出演を受けて、「視聴者の皆さんには若い頃の勇の印象が非常に強烈に残っていらっしゃると思うので、それをできるだけ裏切らないように、できれば勇っぽく上手に歳を重ねていられたらいいなと思います」とコメント。
多岐川も、「視聴者の皆さんが雪衣に対してどんな思いを持っていらっしゃるのか、悪い思いの方が多いのかしら? とちょっと怖いですけれども、これからもずっと作品をみていただいて、ドラマが全部終わった時、雪衣に対する皆さんの印象がどんな風に変わっているのかなと、私の方が楽しみにしております」と呼びかけている。