劇団ひとり 下ネタから五輪開会式まで…驚異の振り幅を生んだ“上品さ”
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■様々な場面でいきる憑依型の演技力

 

ひとりといえば、‘06年に『陰日向に咲く』で小説家デビューし、累計発行部数100万部を超えるベストセラーに。最近では、監督を務めた映画『浅草キッド』(昨年12月からNetflixで配信)が高い評価を獲得したことも記憶に新しい。このように、お笑い以外の分野での活躍も目立っている。

 

「ひとりさんはもともと“作る才能”がある方なんです。さまざまなキャラクターを1人で演じ分ける一人芝居風のコントを強みにしてきましたが、それはひとりさん自身がネタ作りをしています。

 

そういった面白いものを作るセンスが文筆業や監督業でも発揮されているのではないでしょうか」

 

さらに、監督としての成功の裏にはある能力が関係しているとラリー氏は分析する。

 

「『ゴッドタン』でのコントなどでも評価されてきましたが、ひとりさんは“憑依型”。役柄になりきって他の人は真似できないような演技をします。この高い演技力は、監督として人を演出するというところでも役立っていると思います」

 

これは俳優業での活躍にもつながり、NHK大河ドラマ『花燃ゆ』(2015年)、『西郷どん』(2018年)でも好演をみせた。昨夏には東京五輪開会式に登場し、オリンピックスタジアムのコントロールセンターで悪戯するスタッフ役を演じた。

 

「一人芝居風のコントで経験も豊富ですし、何より開会式のコミカルな演技とひとりさんのキャラクターが非常にマッチしていたと思います」

 

下ネタから五輪の開会式まで、多彩な分野で才能を発揮し、売れっ子のひとりだが、好感度は揺るがない。その理由をラリー氏は次のように語る。

 

「奥さんの大沢あかねさん(36)の存在です。大沢さんとの間には3人のお子さんがいて家庭的なイメージもばっちり。好感度の高さには奥さんとお子さんの存在が一役買っていると思います」

 

“オファーの絶えないタレント”として唯一無二の存在感を発揮し続けるだろう。

出典元:

WEB女性自身

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