「’70年代ごろの沖縄と横浜を舞台にしている『ちむどんどん』なのに、現場に“武者”がいたんですから! 驚くスタッフもいたようです。しかもよく見たら、スタジオの入口に立っていたその武者の正体は、小栗さんですからね(笑)」(NHK関係者)
大河ドラマ『鎌倉殿の13人』で主人公の北条義時を熱演している小栗旬(39)。
目下、撮影は続いているが、その“北条義時”が、なぜかスタートしたばかりのNHK連続テレビ小説『ちむどんどん』の撮影現場に突如現れたというのだ。
「実は『鎌倉殿』と『ちむどんどん』は隣接したスタジオで撮影しているんですよ。だから出演者同士が廊下ですれ違ったりする姿を見かけたりはするんです。その日は小栗さんが、朝ドラのスタジオに会いたい人がいると、義時の衣装のまま挨拶に向かったそうですよ」(前出・NHK関係者)
“いざ鎌倉”ならぬ“いざ朝ドラ”とばかりに、小栗が“出陣”して訪問した相手とは……。
「仲間由紀恵さん(42)ですよ」(前出・NHK関係者)
『ちむどんどん』ではヒロインの黒島結菜(25)の母親役を演じている仲間。小栗と彼女の交流は20年前に遡る。’02年放送のドラマ『ごくせん』(日本テレビ系)の第1シリーズで共演している。
「仲間さんが演じたのが、不良の生徒たちを導く熱血教師の主人公“ヤンクミ”。小栗さんは松本潤さん(38)らとともに生徒役を演じていました。彼は当時19歳。若手俳優として期待はされていましたが、まだまだブレークし切ってはいないころでしたね」(テレビ誌ライター)
それから時がたち、小栗は大河ドラマの主役になるまでの大出世をして、“恩師”の仲間をサプライズ訪問したというわけだ。
「小栗さん1人でなく、『鎌倉殿』で義時の盟友・三浦義村を演じている山本耕史さん(45)も一緒でした。山本さんも大河の衣装のままで(笑)。山本さんは舞台での共演をきっかけに仲間さんと親しくなって、今では家族ぐるみの付き合いなんだとか。彼がいたことでより打ち解けた雰囲気になったようで、仲間さんは2人に満面の笑みで応じていました」(前出・NHK関係者)
大河と朝ドラ。互いに長期間のハードな撮影のなか、束の間のリフレッシュになった様子。
「仲間さんも’06年に『功名が辻』で大河ドラマの主演を経験しています。座長を1年間務める大変さをよくわかっているでしょうから、小栗さんへの労いの言葉やアドバイスもあったかもしれませんね」(前出・NHK関係者)
劇中では頼朝に仕える義時だが、舞台裏では“本当の師”から薫陶を受けて、まだまだ続く撮影への気合を入れ直したことだろうーー。