■母・希実子さんも「彼の言葉しか聞かない」と落胆
海老蔵は’21年1月の「海老蔵歌舞伎」のときもX氏を新橋演舞場の鳥屋に引き入れていたという。この行動を誰よりも驚いたのは母・希実子さんだった。
「海老蔵さんに電話で苦言を呈したそうですが、まったく聞く耳を持たなかったといいます。『もう彼の言葉しか聞かない……』と希実子さんも落胆していたと聞いています」(前出・歌舞伎関係者)
海老蔵のX氏への心酔ぶりは、たとえ祈祷の結果が伴わなくとも変わらなかった、と別の歌舞伎関係者は証言する。
「ある地方公演のとき、海老蔵さんは由緒ある神社仏閣で奉納舞を行うことになりました。野天での舞いだったため、当然、お天気が気になります。ところが、当日の天気予報は雨。海老蔵さんはその前日にX氏に晴れ乞いをしてほしい、と100万円を包んだそうです。
しかし、X氏の祈祷も実らず、当日の天気は雨。X氏は淡々と『こういうこともありますよ』と海老蔵さんに伝えたそうです。海老蔵さんも決して責めることはなかったといいます」
海老蔵に忠告できる人はもはやほとんどいないと後援会関係者。
「去年から、海老蔵さんが何かの祈祷にハマっているということは、事務所スタッフから聞いて知ってはいました。去年、一度、スタッフが海老蔵さんにX氏について問いただしたことがあったそうです。すると海老蔵さんは『プライベートなことなので』と話そうとしなかったそうです。以来、その話題には触れないようになったと聞いています」
海老蔵は年末にも市川團十郎白猿襲名興行がひかえているという。
「周囲がなにより心配しているのは、この日本一の大名跡の襲名興行にX氏の影響がどれだけ出てくるかということ。勸玄くんのためにも、きちんと海老蔵さんに意見できる人がいなければ、成田屋の将来が心配なんです」(前出・後援会関係者)
歌舞伎界に波紋を呼んでいる海老蔵とX氏。どんな襲名披露になるのか予断を許さない。