■アインシュタインが笑いを取れるのは、愛情をもって面白がっているから
いっぽうで本多氏は、アインシュタインの稲田直樹(37)についてこう語る。
「彼がNSCに入学してきた時は、ビックリしました。髪の毛薄いし、顎がとんがっているし……。いわば、“武器をいくつも持っている”状態だったんです。ですが、はたして“それが笑いに繋がるのか”という心配もありました。なので、『武器だと思うけど、細心の注意を払って使わないとアカンよ』と言ったのを覚えています」
そんな稲田は’19年の『よしもとブサイクランキング』で1位に輝いた際、会見で「僕はプロのブスです。だから何を言われても大丈夫ですが、間違っても一般の人に『アインシュタインの稲田に似てる』とか絶対に言わないでください」と訴えていた。本多氏は「稲田君の話したことは、名言やと思います」といい、こう続ける。
「稲田君がそう言えるようになったのは、相方の河井ゆずる君(41)の存在が大きいのではと思います。河井君のツッコミは、優しくてソフト。稲田君の顔をイジる時も、愛情のあるツッコミをするんです。
稲田君が傷つかないようにイジるので、観ている方も稲田君を容姿でバカにしなくなる。そして愛情をもって面白がる。そんな接し方が、河井君のツッコミで伝わっていったから稲田君は容姿で笑いがとれるんだと思います」