■桜井の実父が明かした長男の名前の由来
そんな桜井の長男といえば、ロックバンド「インナージャーニー」のドラマーであり俳優としても活躍する櫻井海音(21)。
’20年8月に配信された恋愛リアリティ番組『オオカミくんには騙されない』(AbemaTV)で注目を浴び、現在放送されている木村拓哉(49)主演の『未来への10カウント』(テレビ朝日系)にも出演するなど存在感を増している。
海音はこれまで「Kaito」名義で活動していたが、昨年に改名を発表。俳優としては「櫻井海音」、バンドでの音楽活動は「Kaito」として名義を区別することに。改名した理由について、海音は公式サイトで次のように綴っている。
《芸名を変えたからといって大きく何かが変わるわけではありませんが、自分自身への意思表明、『櫻井海音』という名前を誰のものでもなく一から“自分”のものにする為に、日々精進していかなければならないという、一種の十字架のような気持ちで背負っていければと思います》
「海音さんは’19年にバンドを結成し、ミュージシャンとして活動し始めました。音楽雑誌で取り上げられるなど注目を集めていましたが、同時期に俳優も始めた彼に『何を目指しているの?』と戸惑うファンもいたようです。そのことについて海音さんは、『人生1度きりだから、1つのことにとらわれず、色んなことにチャレンジしたい』と思いを語っていました」(前出・音楽関係者)
このようなフレキシブルな考えは、父・桜井の教育方針も影響しているようだ。桜井は’15年にアニメ監督の細田守氏(54)との対談で、「親子関係」について次のように語っている。
「あんまり決まり事っていうのは決めないようにしている。こうあるべきだとか」
「子供の成長とともに自分の価値観もグラグラと一緒に変わっていきたいなと思うし」
本誌は海音が誕生してまもない’01年5月、家族と仲睦まじく過ごす桜井の姿をキャッチしている。
ある日の夕方5時過ぎに、自宅から姿を現した桜井夫妻。うつむく妻の胸には、生まれたばかりの赤ちゃんが抱きかかえられていた。そっと赤ちゃんを覗き込む桜井の顔は、優しい笑顔であふれていた。
本誌は当時、新しく家族が増えた桜井について、彼の実父に取材。すると、桜井夫妻が大切そうに見守っていた赤ちゃんの名前について、こんなエピソードを語ってくれた。
「『海音』と書いて“かいと”と読むんですよ。和寿が命名しました。穏やかな波の音をイメージしたのだと思います」