市川染五郎 有名私立一貫校を中退していた!多忙が続き留年濃厚で“芸事専念”を決意
画像を見る 親友の市川團子

 

■「お芝居をすることがいちばん楽しい」

 

親友とのキャンパスライフを蹴ってまで中退を決意した染五郎だが、その原動力には、未来の歌舞伎界を背負って立つ覚悟があると、別の歌舞伎関係者は指摘する。

 

「染五郎さんは松本金太郎として4歳で初めて舞台に立ったときから、歌舞伎に魅了されています。幼少期からインタビューでも“お芝居をすることがいちばん楽しい”と言い続けるほど。

 

勉強は苦手ながら高校はきちんと卒業したいという思いもあったそうですが、歌舞伎役者として成長していくなかで、いちばん大切な時期でもあります。そこで、“芸事がおろそかになるくらいなら”と中退を決断したのでしょう。

 

父親の松本幸四郎さん(49)も染五郎さんの覚悟を聞いて、中退を承諾したといいます。6月の『信康』に向けて日々稽古をつけているそうです」(前出・歌舞伎関係者)

 

“芸事専念の誓い”には各方面で活躍する先輩たちからの影響もあるようで――。

 

「同じ学校の先輩でもある中村芝翫さん(56)は歌舞伎に専念するため高校には進学していませんし、海老蔵さんも芸能活動が忙しくなったことで、高校1年生のときに堀越学園へ転校しています。今の歌舞伎界に大きな影響を与える2人がそうした決断をしたことも、染五郎さんの背中を押したのではないでしょうか」(前出・演劇関係者)

 

最近、染五郎はこう語っている。

 

《いま、大人でも子どもでもありません。でもこの時期にしかできないこと、出せないことがある。それを大切にしたいんです》(『スポーツ報知』5月8日付)

 

高校を中退し、歌舞伎役者として生きていく覚悟を決めた染五郎。大人になった染五郎が切り開いていく歌舞伎界の未来が楽しみだ。

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