「破産しました」
6月5日、YouTubeチャンネルでこう切り出したのは、お笑いトリオ「インスタントジョンソン」のじゃい(50)。昨秋、競馬で6,400万円を当てたが、税務署職員が自宅にやってきて「マンションを買えるくらいの請求」されたと打ち明けた。
じゃいはその経緯について、次のように語った。
「僕は税金もちゃんと納めてるし、競馬で勝ったお金も申告しているのでやましいところは全くない。何なら給付金の類も全くもらっていない状態です。一応、調べさせてほしいということで、通帳なり過去の資料なりを全部持っていきました」
その結果、冒頭のように「マンションを買えるくらいの請求」をされたというのだ。さらに請求された理由について、こう説明している。
「はずれ馬券が経費にならないということになりまして。わかりやすく言うと、例えば1億円使って1億5,000万円勝ったとすると、その1億5,000万円に対して税金がかかるので、5,000万円しか勝っていないのに丸々持っていかれてしまうというような状態です」
ある競馬誌ライターは、言う。
「’17年の最高裁判決で、はずれ馬券が経費として認められた事例もありました。ですがこれは原告が6年間にわたってかなりの頻度で継続的に競馬を行っていたことから、“営利を目的とする継続的行為から生じた所得”とみなされたためです。原則として趣味の競馬で得た収入は一時所得とみなされ、はずれ馬券は経費と認められません」