「私の持っているものを全部そこに並べて皆様にお目にかけようかな」
こう話すのは黒柳徹子(88)。先月配信された黒柳のYouTubeチャンネルでの一幕だ。
「黒柳さんの美術館を建設する計画が進行中なんです。黒柳さんがこれまでに集めたコレクションを展示する予定で、ご本人もとても楽しみにしているようです」(テレビ局関係者)
美しいものやかわいいものに目がないという黒柳。そのコレクションは着物、食器、工芸品など多岐にわたる。芸能関係者は語る。
「現在黒柳さんが住んでいるのは賃貸マンションですが、それとは別のマンションの一室を倉庫用に購入しています」
この一室は、2年前に購入したタワーマンションの39階。推定約2億円の物件だ。
「この倉庫に黒柳さんのコレクションがしまわれているんです。あまりにも量が多いので、事務所のスタッフがひとつひとつに数字を振って写真を撮り、ファイリングして整理しているそうですよ」(前出・芸能関係者)
倉庫に眠るこれらのいとしい“徹子コレクション”に日の目を浴びさせるべく、黒柳は数年がかりで美術館の計画を進めてきたようだ。
’18年12月には「一般財団法人黒柳徹子記念財団」を設立し、代表理事にはビーズ刺しゅうデザイナーの田川啓二氏(63)が就任。
田川氏は’02年の『徹子の部屋』(テレビ朝日系)出演を契機に黒柳と親交を深め、現在では黒柳のYouTubeに一緒に出演するなど黒柳が信頼を置く人物だ。美術館計画を主導するのも田川氏だという。
「美術館を建設するには多大な資金が必要になりますが、財団はその資金を管理するために設立したと聞いています」(制作関係者)
現在の資産総額は10億円とも報じられている黒柳。’17年には不動産を2件売却している。
「不動産の売却価格はかなり高額なはず。美術館の建設にお金を回すための売却だったのではないでしょうか」(スポーツ紙記者)
実は黒柳の美術館を作ろうという計画は以前にもあったと、前出のテレビ局関係者は明かす。
「’15年に『徹子の部屋』が40周年を迎えたことを記念し、番組で着た衣装やセットなどを展示するミュージアム建設の話が持ち上がったんです。
それまでにも番組の周年のたびに『徹子の部屋展』を企画展としてやっていましたが、このときは半永久的なミュージアムを想定していたそうです」
しかし計画は頓挫してしまった。