「仮面ライダー1号が帰ってきたように、相棒1号も帰って参ります!今、はやりの言葉にすると、『シン亀山薫』でございます!特命係を去って、サルウィンに渡った薫ちゃんが、どうやって戻ってくるのか!皆さん!楽しみに待っていてくださいね!」
こうコメントを発表したのは、俳優の寺脇康文(60)。水谷豊(69)が主人公・杉下右京を演じる人気ドラマシリーズ『相棒』(テレビ朝日系)に“亀山薫”が帰還するのだ。
23日、10月にスタートする同作のseason21で、寺脇演じる初代相棒・亀山薫が5代目の相棒としてカムバックすることが発表された。
『相棒』は今年3月に放送されたseason20の最終回で、冠城亘役の反町隆史(48)が卒業したばかり。亘は歴代最長となる7シーズン、計125話にわたって右京の相棒を務めたため、卒業にあたり惜しむ声が後を絶たなかった。
「寺脇さん演じる薫は’00年6月のプレシーズン第一話から登場した“元祖相棒”です。’02年10月に同作が連ドラ化してからも出演し、124話にわたって右京の相棒を務めました。その相棒歴は亘に次ぐ記録で、今なお根強い人気を誇ります。
薫が最後に登場したのは’08年12月に放送されたseason7の第9話。南アジアにあるとされる架空の国・サルウィンに移住しました。それ以来、回想シーン以外で薫が作品に登場することはありませんでした」(テレビ局関係者)
今回、14年の時を経て再会する右京と薫。論理的な右京と熱血漢の薫は、劇中でぶつかることもたびたびあった。そして2人を演じる寺脇と水谷にも、不仲説が取り沙汰されたことが――。
「寺脇さんは水谷さんに憧れて芸能界を志したと言われるほどで、初代相棒として共演が実現した際はかつてない喜びようだったといいます。しかし、寺脇さんは情熱的な役作りをすることで知られており、『相棒』スタッフとの間で意見の相違が起きるように。そして、その影響からか次第に水谷さんとの関係もぎくしゃくするようになったそうです。’12年には一部で、寺脇さんが自ら降板を申し出たことが報じられていました」(テレビ局関係者)