■運営会社の見解は「法を犯す行為に関して許容できるものではない」
違法性が指摘されるRupa選手の賭け行為。5月24日、この件についてeスポーツチーム「Revo」の運営会社「スサノオ」に取材を申し込むと、その2日後に代表取締役の中野貴博氏から文書にて回答があった。
――Rupa選手のサブアカウントは本人のものか?
「確認したところ、本人のものとの事でした」
――所属プロゲーマーが常習的に賭けゲームを行っていることについて、どのように受け止めているか?
「金額の大小にかかわらず法を犯す行為に関して許容できるものではないと考えております」
加えてRupa選手本人にも今回の件について問い合わせると、「スサノオ」を通じて文書で回答を得ることができた。
――賭けゲームが違法行為にあたるという認識はなかったのか?
「恐喝している訳ではないので、頂けるものは頂いていいかなと思い、受け取っていました。注意された後に続けていたのも、そのような思考が抜けなかったからです。ですが悪印象な行動だなと反省しております」
――プロゲーマーとして、賭けゲームに興じることに疑問はなかったのか?
「少額で簡単なゲームならいいと思ってしまいました。プロゲーマーとしての自覚が足りないなと痛感しました」
――違法賭博でも年間50万円を超える賭けの勝ち金は、一時所得として申告義務があるが納税はしているか?
「勝ち金は50万を超えていません」
その後、6月10日に改めて中野氏に直接話を聞く機会も得た。中野氏はRupa選手のサブアカウントの存在を知らなかったといい、「Rupa選手とは1度しか会ったことがなく、今年の5月8日に広島で行われたイベントで初めて会いました」と話した。
また中野氏によると、Rupa選手は今年の3月に高校を卒業したばかりで、「まだ幼い部分もあるが、ちゃんと導いてやればいいのではと感じていました」と語っていた。
Rupa選手の処遇についても聞いてみると、こう回答が。
「Rupa選手は今年の5月末でチームから抜けていました。ですが、広島でのイベントが楽しかったようで、イベント後に『やっぱり所属していたい』と言われ迷っているところでした。しかし今回の件があったので、やはり5月末で契約は終了とします」
そしてこの取材の数時間後には、公式サイトからRupa選手のプロフィールが削除されたのだった。