7月21日、投資トラブルが報じられたお笑いコンビTKOの木本武宏(51)。「スポニチアネックス」によると、木本は知人や後輩芸人らに投資話を持ちかけて集金。合計5億円以上を集めるも、預けていた人物と連絡がつかない事態に。木本の手元に集金したお金はほとんど残っておらず、このトラブルによって木本は出演予定だったラジオやテレビ番組に軒並み降板を申し入れているという。
さらに22日、「スポニチアネックス」は、木本が所属する松竹芸能を退社する方向であることも報じている。
「木本さんはバラエティ番組でも、投資や仮想通貨の話を披露するなど芸人界でも屈指の“投資好き”として知られていました。あるバラエティ番組で、千鳥のノブさん(42)は木本さんから、『(仮想通貨を)まだ売ったらあかんで!』と言われたことを明かしています。最近も、“歩くだけで稼げる”と話題のアプリをバラエティ番組で紹介していました」(テレビ局関係者)
各メディアの取材に対して所属事務所は「事実関係を確認中」としており、木本も今回の騒動についてまだ沈黙を貫いている。
’90年に中学時代からの友人である木下隆行(50)とコンビを結成し、バラエティ番組をはじめ、『キングオブコント』でも好成績を残してきた木本。最近はNHKの朝ドラ『スカーレット』にも出演するなど俳優としても活躍。’19年に木下が後輩へのパワハラが報じられ、翌年3月に事務所を退所するも、解散することなくコンビ再始動を夢見て奮闘していた。
そんななか報じられてしまった投資トラブル。木本の家族は何を思うのか。大阪府にある木本の実家近くで木本の実弟・Aさんに声をかけると、「今は何も答えられることがないんですよ……」としながらも話をしてくれた。
――今回の騒動について木本さんから事前に知らされていましたか?
「こういうことがニュースで出るなんてまったく知らず、突然だったので……」
――木本さんが投資トラブルを抱えていたことはご存知でしたか?
「正直、知らなかったんです。なので、わかっていることは、みなさんと一緒でネットやニュースで流れているようなことしかないんです」
“事務所退所”報道について触れると、不安げな表情で「どうなっているのか、私もすごく心配なんです」と話すAさん。そして騒動後に木本からの連絡があったかについて聞くと――。
「具体的な話はしてないのですが、今回の件が報道されたことで世間を騒がせてしまっていることに対して『ごめんな』と言っていました」
今の木本への思いを尋ねるとAさんはこう答えた。
「今はわからないことが多いので、兄を信じて、何かあったらもう、家族で一丸となって対応するしかないです。どこまでいっても兄が兄であることにはかわりはありません。兄を信じていると、そういういうことしかないです」
そう言ってAさんは去っていった。
家族も全容を知らされていない今回の投資トラブル報道。家族のためにも一刻も早い木本の説明が待たれる。