資生堂のCMをきっかけに女性ファンを広げた 画像を見る

住んでいた場所は違っても、年齢が近ければ「そうそう! わかる」って盛り上がれるのが、青春時代、大好きだったアイドルの話。活躍する同世代の女性と一緒に、“’90年代”を振り返ってみましょうーー。

 

中山美穂さんがデビューした当時、アイドルの主流派は松田聖子さんを筆頭としたかわいい系でしたが、“ミポリン”は少し不良っぽい雰囲気のあるキレイ系。フジテレビ局員だった私の父も彼女の主演ドラマを演出し、『周囲がハッとするほど美人だった』と言います。新人時代は女性よりも男性に人気だったように思います」

 

そう話すのは、世代・トレンド評論家の牛窪恵さん(54)。

 

たしかにデビュー作『毎度おさわがせします』(’85~’87年・TBS系)も、男子に支持されたドラマだろう。

 

「木村一八さんの出世作でもあります。男子中高生の思春期に抱える悩みなどをコミカルに伝えるドラマでしたが、親の前では見られないような、かなりエッチなシーンもありました。素人ながら“よく彼女の所属事務所が許したな”と心配してしまうほどでした」

 

■資生堂のCMで女性ファンの裾野が一気に広がった

 

’85年6月に『C』で歌手デビューを果たし、同年12月には映画『ビー・バップ・ハイスクール』に出演。

 

「不良に絡まれ、観覧車で髪の毛を切られる体当たりシーンも話題になりました。この撮影後に、『映画なんか大っ嫌い』と現場を立ち去ったという逸話が。これについては最近、俳優の小沢仁志さんがYouTubeチャンネルで、アドリブでビンタをしたためだと、告白しています」

 

’86年からは、資生堂の口紅「インテグレート」のミューズに起用された。

 

「ここで女性ファンの裾野が一気に広がったのだと思います。CMソングの『色・ホワイトブレンド』や『ツイてるねノッてるね』(ともに’86年)も立て続けにヒットしました」

 

『ママはアイドル!』(’87年・TBS系)では、「アイドルの中山美穂」役として出演したこともあり“ミポリン”の愛称が定着したともいわれている。着実にスターダムを駆け上がり、南野陽子、浅香唯、工藤静香とともに「女性アイドル四天王」と呼ばれた。

 

「その後も、『君の瞳に恋してる!』(’89年)、『すてきな片想い』(’90年・ともにフジテレビ系)で“月9ドラマ”の看板女優となり、木村拓哉さんとのダブル主演を務めた『眠れる森』(’98年・フジテレビ系)といったシリアスなドラマにも出演して演技の幅を広げました。歌手としても、『世界中の誰よりきっと』(’92年)、『幸せになるために』(’93年)、『ただ泣きたくなるの』(’94年)と、大人のヒット曲を連発したのです」

 

【PROFILE】

牛窪恵

’68年、東京都生まれ。世代・トレンド評論家でマーケティングライターとして『ホンマでっか!?TV』フジテレビ系)など多数の番組で活躍

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