「おはようございます。冒頭にお時間を頂戴いたします。この度は、一部週刊誌報道におきまして、私事でお騒がせをいたしまして、皆様にご迷惑、ご心配、ご心痛をおかけし、誠に申し訳ございません」
8月26日放送の報道・情報番組『THE TIME,』(TBS系)で、こう切り出したのは香川照之(56)。24日に「デイリー新潮」で女性への性加害が報じられたことを受け、生出演した同番組内で謝罪をした。
記事によると、トラブルが起きたのは’19年7月。香川が銀座の高級クラブで、ホステスにキスや胸を触るなどしたといい、被害女性がPTSD(心的外傷後ストレス障害)を患ってしまったという。25日には香川の所属事務所がコメントを発表し、《本人の至らなさで当該女性に不快の念を与えてしまったことは事実です》と認めていた。
香川は冒頭のようにコメントした直後、神妙な面持ちで言葉を続けた。
「私自身、自らの行動をしっかりと深く反省し、自戒の念をきっちりと持って、改めてまた日々を務めていきたいと思っています。また、与えられていただける仕事に対しましては、しっかりと真摯に真面目に一生懸命、全力でこれまで通り挑んでいきたいと思っています。そしてなにより、こうして1日をまた与えて頂いていること、このことへの感謝を忘れずに過ごしてまいりたいと思います」
香川の謝罪によって、早朝から重々しい雰囲気でスタートした同番組。自らの不祥事を直接詫びた香川に対して、ネット上では《え、降板しないの?》《謝罪から番組スタートは気分悪いわ》《相手への謝罪の言葉は無いんだ》と反響も様々だ。
いっぽう、香川が謝罪する光景に“既視感”を覚えた人も少なくないようで、こんな声も上がっている。
《朝の香川照之の謝罪まで六本木クラスのワンシーンかと思ったわ》
《六本木クラスのせいで香川照之の謝罪演技にしか見えない現象に名前つけてwww》
《まさか2日連続で香川照之の謝罪を見ることになるとは…昨日は六本木クラスだけど》
《香川照之の謝罪 六本木クラスと現実がリンクしていて何とも言えない気分だ 香川さんの演技は上手くて好きなのだが 逆にリアルでどんな謝罪をしても演技に思われてしまうだろうな》
実は、前日25日に放送された木曜ドラマ『六本木クラス』(テレビ朝日系)では、レギュラー出演する香川の“謝罪シーン”があったのだ。
「香川さん扮する長屋ホールディングスの会長・長屋茂が、息子の龍河(早乙女太一)の不祥事を謝罪するため緊急記者会見を開くシーンがありました。その際、香川さんは涙ぐみながら深く頭を下げたのです。香川さんの謝罪といえば、’20年放送の大ヒットドラマ『半沢直樹』(TBS系)で見せた“土下座”が有名。
ですが『六本木クラス』では立ったままでの謝罪だったので、なおさら『THE TIME,』で謝罪した姿と重なって見えた視聴者もいたようです。ドラマは復讐劇が展開されるにつれて視聴率がアップし、本放送回で視聴率10%と初の二桁を獲得。しかしながら、あまりにもタイミングが悪すぎたように感じます」(テレビ誌ライター)
思いも寄らない“悪タイミング”に、複雑な気持ちを抱いたドラマファンもいたようだ。