「離婚に関しては、私たちは聞いてないんですよ」
困惑しながら記者にこう語るのは、タレント・pecoの母。
夫婦そろっての芸能活動で人気を博してきたryuchell(りゅうちぇる・26)とpeco(ぺこ・27)の離婚発表が話題となっている。
ryuchellは8月25日、インスタグラムに《“夫”と“妻”ではなく、人生のパートナー、そしてかけがえのない息子の親として、家族で人生を過ごしていこうね。という形になりました。》と投稿。背景には、性自認に悩む彼にとって夫としての役割が大きくなりすぎて苦悩していたことがあったようだ。
一方のpecoは同じくインスタグラムで、《墓場まで持っていってほしかったと一瞬たりとも思ったことはないと言えば嘘になります。》と率直な思いをつづりながらも、彼の告白を受け入れた。
同居は続けるという“新しい形の夫婦”。様々な反響があるなかで、一度は結婚や出産を決めたryuchellに振り回される形となったpecoに対する同情的な意見は多い。
そこで本誌は、関西で暮らすpecoの母親に話を聞いた。
――ご夫婦の決断に関して、事前の連絡や相談はありましたか?
「哲子(pecoの本名)から聞いています。発表する一月ほど前です。こういった仕事がら発表せんとあかんのやって」
――どのように受けとめられましたか?
「今まで聞いたことのない内容だったのでね、もう、びっくりはしたんですけど。でも、二人は結婚した以上、ryuchellはわたしたち親にとって大切な息子ですし、哲子は娘ですしね。何が正しいや、正しくないというのは、今の時代わからないので、人さまに指をさされることなく、ちゃんと前をむいていってもらえればいいと思っています」
――pecoさんのお父さんはどのようにとらえられていますか?
「『結婚の挨拶に来た時に言ってくれた言葉を大事にしてくれてるのであれば、どんな形であれ、それでいい』と言ってます」
――pecoさんは「墓場まで持っていってほしかった」とも言っていますが。
「確かにそう言うてました(笑)。でもそれは一時の思いなだけで、今はこれからも一緒にやっていこうということだと思います。ryuchellがつらいと言ってるのを『辛抱せえ』とは言えませんから」
――ryuchellさんに他の好きな方ができたのではといった憶測も出ていますが。
「それはないです! 皆さん心配していただいてるみたいですけど、そういことは一切ないです。わたしもしょっちゅう東京にいって二人の家にも寄ったりするんですけど、そんな気配はまったくないのでね、信じてあげてほしい」
――なにも離婚しなくてもという意見もあるんですが、いかがでしょうか?
「そのあたりは詳しく聞いてないしタッチもしてないんですけど、できればまた籍は一緒にということも言ってました。孫のことも考えて、2人でいろいろ考えているみたいです」
――再婚される可能性もあるんですね。
「私が言うのも変ですけど、今まであんまりなかったことやと思います。うちとしては、娘がこれまでどおり大事にしてもらって、3人なかよく笑って明るく生活していってくれたらね。それも仕事あっての話なんですが、それは彼がすごくがんばってくれてるんでね」
終始、娘のpecoだけではなく、ryuchellへの気遣いも見せた母親。今後、再入籍の可能性もあるということだが、pecoは現時点での考えをインスタグラムで次のように語った。
《たかが戸籍かもしれませんが、息子にもはっきりと胸をはり法律上でも家族なんだと、そして、りゅうちぇるの決断や勇気は生半可なものじゃないんだと示すためにも、戸籍上でも、夫婦ではなくしても家族という枠にいられるよう、今最善の方法を見つけて進めようとしているところです》