■イケメン俳優でもセクハラ発言は気持ち悪い
さわやかなルックスとは真逆の下品なノリでホステスたちに煙たがられている有名人も多い。
銀座の会員制ラウンジで働く翔子さん(仮名・30代)が語る。
「モデルから俳優に転身したMは本当にひどい。入ってきたときは“男前!”と店中が騒然とするくらいかっこいいんです。でも、座ってすぐに『おまえは太っているけど、こっちのコよりオッパイが大きいな』『おめえは胸が小さいな、パス!』とキモい発言を連発。いくら顔がかっこよくても、ドン引きです。
イケメン俳優のGも奇行で有名。ほかの客がトイレに立つと、なぜかGもトイレに向かって歩きだし、わざとぶつかって絡むんです。膝の上で両手を握ってあげるとおとなしくなりますが……」
プロ野球の元監督の素顔を語るのは、銀座と六本木のクラブを渡り歩く麗奈さん(仮名・30代)。
「たまたま隣に座ったんですが、お酒もほとんど飲んでいない状態で、私がはいているTバックをスカートの上から引っ張り上げてくる。トイレに行くと席を離れて、チェンジしてもらいました」
六本木の高級キャバクラに勤めるリサさん(仮名・20代)は、バラエティ番組でも活躍する人気ミュージシャンAについてこう証言する。
「ガラの悪そうな人たちを引き連れて来店したAは“女に愛されて当然”という態度で『今日、家においでよ』と口説きはじめる。そういうお客さんには慣れているので軽くあしらうと“俺の誘いを断るなんて”と本気で思っているようで、とたんに不機嫌に。金払いはいいけれど、芸能人ははっきり言って面倒くさいです」
香川照之の“性加害事件”は、被害にあった女性が、香川を止められなかったことを理由にクラブのママを訴えたことで、セクハラの実態が明らかになった。
有名人を特別扱いするママによって、被害にあう女性も多いと舞華さん。
「ママのなかには、ホステスが嫌がっても、金になるからと客と営業後のご飯を食べるアフターや、ホテルに行くことをプッシュしてくる人もいます。
ダンス&ボーカルグループのHは入店したときから“お持ち帰り”できる女のコを物色。ママはHをつなぎ止めておけばほかのメンバーも芋づる式に店に来ると考えたようで、彼が気に入った女のコに、ホテルに行くことを強要したんです。
彼女は、恋人もいるからと必死で抵抗したんですが最後は連れて行かれ、彼女はその翌日から店に出てこなくなりました」
■”神客”と高評価のさんま、岸田文雄、石破茂
乱行が目立つ芸能人のなかで、夜遊び好きの明石家さんま(67)の評判はすこぶるいい。
「とにかく1人でしゃべりまくってすごく面白いですね。女のコの電話番号を集めているけど、目的は独身芸人の合コンをセッティングするためだそう。こちらがお金を払いたくなるほど笑わせてもらえます」(リサさん)
夜の銀座には政治家の姿も見える。
「自民党の石破茂元幹事長は、顔は怖いけど、めちゃくちゃ優しい神客です。カラオケが大好きで、いつもアイドルの曲をさんざん歌って、スッキリした顔で帰っていきます」(舞華さん)
じつは、岸田文雄首相も銀座では好評を得ている“紳士”のひとり。
「岸田さんが政調会長のときくらいまでは、銀座の高級クラブに顔を見せることも。岸田さんも当時は聞く耳を持っていたみたいで、ホステスの話をおとなしく聞いていましたね」(政界関係者)
ホステスの心も体も傷つけ、CMや司会の仕事を失った香川。人の嫌がることをして飲む酒は、高くつくこと間違いなしだ。