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非常に強い勢力で猛威を振るっている台風14号。3連休最終日である9月19日、福岡県に再上陸後、15km/hという遅いスピードで北東に進んでいる。

 

鹿児島県と宮崎県で大雨特別警報が発令されるなど、各地に甚大な影響を与えている台風14号だが、エンターテイメント業界もそのあおりを食らっていた。

 

ロックバンドのT-BOLANは18日と19日に長崎県と大分県で予定していたライブ、高橋真梨子(73)は18日と19日の福岡公演の見合わせを発表するなど、多くのアーティストが公演中止を余儀なくされた。

 

小田和正(74)もいち早く動いた。18日にマリンメッセ福岡でコンサートを予定していた小田は前日の17日に、公式HPで「公演時間に大型の台風14号が福岡県へ最接近する予報となっており、公共交通機関の計画運休による交通手段の確保が難しいことと、何よりもお客様の安全第一を最優先に考えました結果、公演を中止とさせて頂きます」と中止を発表。「最後になりますが、大型の台風の接近となっております。皆様のご安全をお祈り申し上げます」と結んでいた。

 

いっぽうで、同じ福岡でコンサートを決行したアーティストが。矢沢永吉(73)だ。コンサートが行われたのは、福岡PayPayドームで18日17時から。九州に台風が迫るなかでのコンサートということもあり開催を心配する声があったが、矢沢は18日昼に公式ホームページで「福岡に本格的に上陸するのは18日の夜と確認しております」とした上で、こう開催を発表した。

 

「福岡ドームは屋根があり、頑丈に作られた会場であること。雨風が中に入ってこないこと。そして何より『矢沢さん!中止しないでください!』『開催して下さい!』というお声がものすごい数のメールが届いております」

 

そして。予定通り行われたコンサートだったが……。

 

「会場周辺の公共交通機関は午後7時ごろまでにすべて運休しましたが、コンサートが終わったのは午後8時ごろ。タクシーを使って帰宅できた人もいましたが、つかまらずに徒歩で帰る人や帰宅困難になる人もいたといいます」(音楽ジャーナリスト)

 

強行し、帰宅困難者まで出た矢沢のコンサート。矢沢の公式HPでは開催に際して、「ご来場いただく方は、ご自身の判断で必ず安全を確保できる方、帰路につける方のみご来場ください」とアナウンスしていただけに、ネット上では“自己責任”といった擁護する声が。

 

しかし、こうした“結末”が来ることを予想し、中止の判断をしなかった矢沢サイドを批判する声も少なくない。

 

《PayPayドームに行ってる人云々もだけど、基本的にこんな台風の中、LIVEを決行し身の安全をと言っておきながら、台風の中、 案の定帰宅難民出てるそうですが、、、矢沢永吉さんは今何をされているのか気になる》
《PayPayドームの矢沢永吉コンサートに参加して帰宅難民になったファンの方は別に自己責任なのでいいんですけど、スタッフさんがとても可哀想》

 

また、前日に中止を英断した小田和正との差を指摘する声も。

 

《西川さんの判断、さらに小田和正さんの判断は正しく良心的だと思います。 一方で矢沢永吉氏の交通機関が止まっていて命の危険がある中での強行は無責任だと思いました》
《同じ福岡でライブを中止した小田和正とライブに来る人は自己責任でということで決行した矢沢永吉 アタスは小田和正を支持するなぁ》

出典元:

WEB女性自身

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