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30歳の若さで逝去した三浦春馬さんの命日から2年2カ月がすぎた。今なお悲しみの消えないファンも多い中、彼のボイストレーナーを7年務めた斉藤かおる氏の著書『春馬くんとの“未来の雑談”~三浦春馬の勉強ノート~』(講談社)が発売された。

 

三浦さんの成長と苦悩を見守ってきた思い出が綴られているとともに、彼が過去に交際していた芸能人の話も登場することから、「暴露本」だとの声もあがる同書。9月16日の発売から間もなく一週間だが、アマゾンのカスタマーレビューでは評価が真っ二つに分かれ、まさに賛否両論となっている。

 

9月22日時点のアマゾンでは、最高評価の星5つが48%、最低の星1つが34%。星1つのレビュー欄では、本書が「暴露本」だという意見が並ぶ。中には1500字以上の長文で批判を書き続けるコメントもあった。

 

《弟子を売る師匠がどこにいるというのか》
《三浦春馬さんから、お月謝を頂いて、ご自分の持つテクをレクチャーされていた。このような関係性であるのに対し、公の仕事をしていた三浦春馬さんのプライベートな話を本にして綴るとは、いかがなものだろうか。》

 

逆に星5つの評価をつけた人たちの理由は、俳優・三浦春馬の葛藤と成長の軌跡がよく伝わってくるという声だ。

 

《長年近くで努力を見続けた師が、真面目に懸命に努力し続け成功を掴んできた彼の軌跡を語ってくださることは、今もやりきれない思いでいる多くのファンの救いになるはず。》
《本について賛否があるのは個人の受け止めなので仕方ない事だと思います。少なくとも私は春馬君がボイトレの勉強を含め色々な経験をして成長していった軌跡を一部かもしれませんが知る事ができて、またその中でクルクル変わる春馬君の笑顔や色々な表情が浮かんできて、本を手にとる事が出来てよかったなと思います。》

 

実際に本を読んでみると、三浦さんが恋をした3人の芸能人との出会いと別れについて著者に打ち明けたエピソードが記されていた。

 

《「先生、僕達ダメかもしれません」え? ついこの間始まりそうとか言っていたのに?「えーっと、何かあったの?」「何かあったわけではないのですが、僕、気持ちが動かないんです。すごくいい子で僕の話をよく聞いてくれて、優しくニコニコしてくれるんですが、反論とか意見とか何も言わないんですよ…」》

 

文中では実名こそ書かれていないが、ダンサーのSさん、女優のAさんと言った形でイニシャルが記されており、過去の報道を見れば、誰のことを書いているのかは容易に特定できる。

 

一方で、著者とのボイストレーニングを重ねて次第に自信を付けていった三浦さんが、’16年に出演した舞台『キンキーブーツ』で読売演劇大賞優秀男優賞を受賞し、いつかはブロードウェイの舞台に立ちたいと夢見ていた姿も詳細につづられており、故人の生前の思いを読み取れる本でもある。

 

天国の三浦さんがつける星の数は5つか1つか。

出典元:

WEB女性自身

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