10月8日に放送された『キングオブコント2022』(TBS系)で、お笑いコンビ・ビスケットブラザーズが見事優勝を果たした。
1st ステージでは審査委員長のダウンタウン・松本人志(59)が自身歴代最高得点を付け、総合得点でも歴代最高をマークする圧倒的な実力を見せつけたビスケットブラザーズ。しかし、ボケの原田泰雅(30)に対し司会の浜田雅功(59)がとった“ある行動”が物議を醸している。
注目されているのは、ファイナルステージの全組のネタが終了し、最終結果が発表された直後の浜田の行動。優勝が知らされ静かに喜びを噛み締めるビスケットブラザーズだったが、なんと浜田が原田にビンタしたのだ。
祝福ムード溢れるなか、突如放たれたビンタに相方のきん(31)は「えー!!」と大声で驚き、原田はビンタをされた頬を抑え、面食らった様子だった。テレビ局関係者は言う。
「若手から先輩まで構わず“どつく”ツッコミは浜田さんのトレードマークでもあります。また業界では、浜田さんからどつかれると“芸能界で売れる”というジンクスまで一部で囁かれており、どつかれることを“光栄なこと”と捉えるタレントも少なくありません」
SNS上でも、浜田のビンタを好意的に捉える声が。
《浜ちゃんからの最高の褒めビンタ》
《浜ちゃんのビンタはご祝儀ですよ。》
《浜ちゃん、ビンタによって一瞬で「これは夢じゃない」ってわからせたのすごいな》
《キングオブコント、一番優勝して欲しい人が優勝した!コメントからして他を圧倒していた。おめでとう!浜ちゃんにビンタされたのは気に入られた証拠やね》
いっぽうで、「痛みを伴う笑い」への認識は時代とともに変化していて……。
「昨年にはBPO(放送倫理・番組向上機構)が『痛みを伴うことを笑いの対象とするバラエティー』はいじめを助長するなどといった見解を示しました。
この影響かは定かではありませんが、ダウンタウンが出演していた大晦日恒例の『絶対に笑ってはいけない』シリーズ(日本テレビ系)も昨年末は休止。代わりに芸人たちがコントなどを披露するお笑い特番が放送されました」(前出・テレビ局関係者)
年々厳しくなる「痛みを伴う笑い」に対する世間の目。浜田のビンタには批判的な声も多く上がっている。
《キングオブコント初めから見てて、優勝発表でぉおー!!ってなったのにいきなり浜ちゃんが優勝者にビンタしてドン引きしてしまった…最後の最後に…なんか優勝は夢じゃないよ!って事の表現なのかもだけど不快だったわ…》
《しかもTwitterでタグ見てると、ビンタを浜ちゃんからの御祝儀!良かったね!とか賞賛してるコメント多くてびっくり…普通にドン引きしたんだけど…せっかくの感動の瞬間、素直に喜ばせてあげた方が良くない…?》
《浜ちゃんのビンタ面白かったって言ってる人いて「怖」ってなった》
しかし、こうした“お笑いへの制限”が「テレビをつまらなくしている」という意見もあり、論争に発展している。
《浜ちゃんのビンタ コンプラとか時代遅れって呟いてる人たち こんな人たちが笑いもわからずテレビをつまらなくしてるんだな~と》
《浜ちゃんのビンタに文句言ってる人がいるってマ!?ビンタでおいしくなる、っていう図式が理解できないならお笑い観ない方が良いと思うの…あんたらのせいでバラエティが年々つまらなくなってく…原田さんが憎くてやってるわけじゃない、ってかむしろ愛しか感じなかったw》
優勝後の会見でビンタについてビスケットブラザーズの原田は「神様なんで、僕らからしたら」と語っていたという。