■「対応遅すぎ」「椎名林檎さん御本人がずーっと黙ってる」
椎名側は“協議中”とのことだったが、ヘルプマークの考案者である東京都が動いた。’12年にヘルプマークの配布を始め、ヘルプマークやその利用者の周知に貢献している東京都。14日、UNIVERSAL MUSICに対して「早急の対応」を要請したのだ。
さらに、17日に「まいどなニュース」が報じた記事によると、ある高校一年生が鞄にヘルプマークをつけていると、通りすがりの男性に「椎名林檎のグッズですか?!」と声をかけられたと告白。高校生は「僕にとっては突然の出来事でしたし、事前にこの騒動をTwitterで目にしていたので、『恐れていたことが起きた…』という恐怖と焦りでいっぱいでした」と話したという。
そんななか18日、UNIVERSAL MUSICは公式サイトで声明を発表。特典のデザインを改訂すると明かし、さらにこう綴っている。
「今回の【UNIVERSAL MUSIC STORE限定盤】の付属グッズは、内容及びデザインを弊社で企画検討したものです。そのデザインについて改めて弊社で検証しましたところ、法令の確認を含めた各種チェックが不十分であったこと、また、日本赤十字社及び東京都福祉保健局からも各マークの使用規定などについてご指導を頂きましたことなどを踏まえ、このたびの決定に至りました」
騒動から10日あまり“協議”を続けた末に、改訂を決断した椎名サイド。しかし、SNSでは対応の遅さを指摘する声が続々と上がっている。Twitterでは《決定するまで遅すぎて草》《対応遅すぎって印象はもう拭えない》《今回のグッズへの対応が遅すぎてなんか林檎さんの曲今までと同じ感情で聴けなくなった》と厳しい声が上がっている。
さらに《林檎さんからもコメント有って然りじゃないのかな?だんまりを決め込むって、イメージ戦略としては、マイナスしかない》《悲しいことに椎名林檎さん御本人がずーっと黙ってるのも…》と椎名の“無言”を疑問視する声も後を絶たない。改訂が決まったとはいえ、事態は収束するだろうか?