「11月4日にはBS-TBSで明菜さんの特番が放送されます。『ザ・ベストテン』などTBSに残されている歌番組の映像資料を蔵出しするそうです。
12月にはデビュー曲『スローモーション』などシングルチャート1位を獲得した楽曲を収録したアルバムが、明菜さんがかつて所属していたレコード会社から発売される予定です」(音楽関係者)
8月に新事務所設立を発表し、“再始動”が期待される中森明菜(57)。
デビューから40周年という節目を盛り上げようとテレビ局やレコード会社は動きだしているが、肝心の明菜からはいまだ今後についての具体的な発表はない。
「ベストアルバムの発売に際して、レコード会社は明菜さんにコメントを寄せるようお願いしたそうですが、明菜さんはそれを断ったといいます。
明菜さんは活動休止中も作詞を続け、新曲の準備もしています。アルバムへのコメント提供を見送ったのには、過去の自分ばかりではなく今の自分を見てほしいという気持ちもあったのではないでしょうか」(前出・音楽関係者)
今年の『NHK紅白歌合戦』への出場も期待されているが、NHKによる交渉は難航しており……。
「明菜さんはまだ人前に出られる状態ではないそうなのです。というのも、第一線で活躍し続ける同世代の歌手と比較してしまい、“長年表舞台に立っていない私は見劣りする……”と、不安を抱いているそうです」(レコード会社関係者)
さらに明菜にはもう1つ懸念が。
「’10年に芸能活動を休止した一因でもある帯状疱疹です。活動再開の報告文に『まだ万全な体調とは言えない』とあったとおり、完全によくなったとは言えない状態なのかもしれません」(前出・レコード会社関係者)
中野皮膚科クリニックの松尾光馬院長は言う。
「帯状疱疹後神経痛といって、10年以上症状が長引くケースはあります。また、帯状疱疹の痛みが酷いと、神経線維の過敏化や痛みが脳に記憶されて、些細な刺激でも強い痛みとして感じることもあります」
前出の音楽関係者は言う。
「制作中の新曲は来年には発表し、ディナーショーを復帰のステージとする意向だといいます。40周年の今年中に復帰したい気持ちはやまやまだったかと思いますが、自身の体調を考慮して苦渋の決断を下したのでしょう」
しかしディナーショーでの復帰は“明菜らしい選択”だという。
「ファンを大切にしている明菜さんは、ずっと待っていてくれたことのお礼を直接伝えたいと考えています。それにはファンとの距離も近く、フランクに話せるディナーショーが最適なのでしょう。コンサートとは異なり時間も短いので、体調面の負担も少なく済みそうです」(前出・音楽関係者)
一進一退の明菜。今の彼女の姿を見られる日が待ち遠しいーー。