ミュージシャン・椎名林檎(43)の購入特典グッズが、ヘルプマークや赤十字マークに酷似していたという問題。11月1日、販売元のユニバーサルミュージックが再び釈明するも、火に油を注ぐ事態となっている。
10月7日、椎名は自身初となるリミックスアルバム「百薬の長」をリリースすると発表。あわせて、椎名の所属するレコード会社「UNIVERSAL MUSIC」の直販サイト「UNIVERSAL MUSIC STORE」で3種類のグッズを付属した同作の限定版を発売するとも告知された。
ところが発表直後から、グッズの一つであるアクリル・カードケースが赤地、上部に白抜きの十字が描かれているため「ヘルプマークに酷似している」との指摘が相次ぎネット上で物議を醸すことに。そして、マスクケースには白地で赤い十字が描かれており、「赤十字マークを彷彿とさせる」との声が相次いだのだ。
そこで本誌がUNIVERSAL MUSICに、指摘に対する見解などを尋ねると、同社は「多くの皆さまから頂きましたご意見を踏まえ、弊社内で事実確認および今後の対応について協議を行っています」と回答。他メディアの取材に対しても、同様の返答だった。
椎名側は“協議中”とのことだったが、ヘルプマークの考案者である東京都が動いた。’12年にヘルプマークの配布を始め、ヘルプマークやその利用者の周知に貢献している東京都。10月14日、UNIVERSAL MUSICに対して「早急の対応」を要請したのだ。
そして10月18日、UNIVERSAL MUSICは公式サイトで「特典のデザインを改訂する」と発表。しかし、騒動から10日あまり経っていたために、SNSでは《決定するまで遅すぎて草》《対応遅すぎって印象はもう拭えない》と指摘する声が続々と上がっていた。