■沈黙貫く椎名に「黙ってるのがダサい」と加速するファン離れ
今回の件に沈黙を貫き続け、無関係であるという“お墨つき”も得た椎名。これで騒動は収束するかと思いきや、かえって椎名を支持してきたファンたちに不信感を抱かせているというのだ。
「椎名さんは96年にシングル『幸福論』でデビューして以降、類まれなるカリスマ性が支持されてきました。楽曲だけでなく映像や衣装、ステージングなど多方面にわたってこだわりを見せるなど、総合プロデューサー的な才能を発揮。『林檎博』や『党大会』と称したコンサートを開催するなど、国家イベントや政治をモチーフにすることも彼女の特徴でした。拡声器で歌唱するだけでなく、旭日旗を模した手旗やビニール傘などもグッズ販売され、“アイデンティティ”として受け入れられてきました。
そういった背景もあることから、今回のヘルプマークや赤十字のデザインには関与していないということに不自然さを感じた人が多かったようです。また、レコード会社の不手際とあれば、クリエイターとしての椎名さんのコメントを待っていたファンもいたのではないでしょうか。椎名さんがこのまま“無関係”という姿勢を貫くことが、かえってファンの心象を悪くしているのです」(音楽関係者)
レコード会社がすべての責任を負って幕引きした形だが、ネット上ではダンマリを貫く椎名に「ダサい」と異論を唱える声が上がっている。
《公式グッズの責任逃れの件。実際に監修していなかったとしても、代表者として振る舞ってほしかった。椎名林檎のことダサいと思う日がくるとは、残念》
《トータルプロデュースが椎名林檎の売りだと思ってた。レコード会社は椎名林檎が謝罪したという事実を作りたくないんだろうけど、逆に「お飾りミュージシャンでした」って言ってるみたいなダサいことになってる》
《今回の件に椎名林檎が本当に関わっていないなら椎名林檎が関わっていると思って心痛めてたファンのためにも『見解』出すべき 謝罪ではなく レーベルが勝手にグッズ作ってそれが社会的意味のある既存の意匠に関わっていたのなら、自分の名前でそんなもの出されることに抗議すべき 黙ってるのがダサい》