11月11日、来年3月に終了することが発表された朝の情報番組『スッキリ』(日本テレビ系)。17年続いた長寿番組の歴史に幕を下ろすことになった。
11日の放送で、番組開始時から司会を務めてきた加藤浩次(53)は感謝を伝えた上で、「(放送終了まで)あと5カ月。俺、何言うかわかんねぇよ。“あいつ、スッキリしてやめやがったよ”って」と笑いをまぜつつコメント。
報道では加藤の去就や後続番組の行方が注目されているが、『スッキリ』の関係者から聞こえてくるのはこんな声だ。
「それよりも気になるのは、“阿部さん”の今後です」
“阿部さん”とは、「事件です」のフレーズでおなじみの阿部祐二リポーター(64)のこと。この関係者が続ける。
「阿部さんといえば、『スッキリ』はもちろん、2001年まで続いた『ルックルックこんにちは』と30年近くに渡ってさまざまな事件現場をリポートしてきた“日テレワイドショーの顔”です。
ですが、後続番組の噂はまったく漏れてきておらず、現時点ではニュースを扱う情報番組である保証すらないんです。もし後続がワイドショー形式でなくなれば、阿部さんが“リポーター業引退”を余儀なくされる可能性もあるのです」
リポーター以外にも恐妻家キャラやミス・ユニバース出身のタレントで娘の阿部桃子パパとして、バラエティー番組にも出演。仕事に困ることはなさそうだが……。
「昨年12月に『スッキリ』スタッフが大量異動しましたが、その中には阿部さんが信頼していたスタッフもいました。またどこの職場でもそうですが阿部さんが大ベテランゆえに、遠慮してしまう若手ディレクターもおり、新番組の新陳代謝という意味で去就が話題になっているのです」(前出・『スッキリ』関係者)
そこで、いつもは取材する側の阿部リポーターを電話で“直撃”するとーー。
ーー『スッキリ』が終了しますが、後続のことは聞いている?
「まだ何も決まってないみたいですよ」
ーー長年、日テレワイドショーの顔として活躍されてきましたよね。
「『ルックルック~』からですから、28年になりますね」
ーー後続がワイドショーでなければ、リポーター業引退の可能性もあるという話も出ているみたいですが。
「(笑いながら)そんな話あるんですか。でも、まだね。そんなつもりはないですね」
ーー若手スタッフが気を遣うという声もあります。
「この仕事ってやればやるほど思うんだけど、長年やっていないとできないんです。ポッとやってできるものじゃないからね。もちろん僕が決めることじゃないから、視聴者の方に聞いてもらってください(笑)」
ーーでは、リポーター引退はない?
「要求がある限りね。応援してくれる人も多いんで」
ーー日テレのリポーターとして骨を埋めたい?
「そりゃそうですよ。自信がある? 自分では今が最高値だと思ってますから。今が、やっとね。28年でやっとですよ。そういう仕事ですから」
キッパリと、引退を否定した阿部リポーター。まだまだ、あの「事件です」が聞けそうだ。