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12月3日の公開が目前に迫った、人気バスケ漫画『SLAM DUNK』の新作アニメ映画『THE FIRST SLAM DUNK』。90年代に放映されたテレビアニメ版からメインキャストの声優陣を一新し波紋を呼んだことは記憶に新しいが、新たな問題点を指摘する声がやまないようだ。

 

公開が差し迫った11月21日、スラダンファンにとって衝撃的な報せが届いた。テレビアニメ版で湘北高等学校のキャプテンである“ゴリ”こと赤木剛憲の声優を務めた梁田清之さん(享年57)が亡くなったことを、親交のあった声優・真殿光昭(58)がTwitterで明かしたのだ。

 

梁田さんは『BLEACH』や『ドラゴンクエスト ダイの大冒険』など人気アニメに参加し、『SLAM DUNK』ではテレビアニメ版に加えその劇場アニメ版にも参加している。

 

90年代に伝説的な人気を集め、テレビアニメも多くの人々に親しまれた『SLAM DUNK』。それだけに、11月4日に『THE FIRST SLAM DUNK』のメインキャストがテレビアニメ版から一新されることが発表された際は、その変更に疑問を唱える声が続出していた。

 

『THE FIRST SLAM DUNK』に梁田さんが関わっているかは明らかにされていないが、映画公式サイトで11月2日に公開されたプロデューサーのインタビューによると、今作のパイロット版を制作するにあたりテレビアニメ版の一部キャストが関わっていたことが明かされている。

 

現在(11月25日23時時点)、『THE FIRST SLAM DUNK』の公式SNSアカウントで梁田さんへの追悼コメントは発表されていない。梁田さんと今作の関わりは定かではないが、テレビアニメ版キャストの協力も得て完成した作品ゆえに、原作ファンからはこんな声が。

 

《SLAM DUNK映画公式って梁田さんの訃報にコメント出した?公開日まで気持ちよくカウントダウンしてるけど、井上雄彦がTV版のアニメを好きでないのも知ってるけど、梁田さんの声で命を吹きこんだ赤木をみんな覚えてるのに。たとえば何日も経ってから追悼したって変だしリスペクトも感謝も弔意もないよね》
《例の映画スラムダンクの公式アカウントさ、梁田さんの訃報にノーコメントでスタッフの裏話みたいなツイート垂れ流してるの本気で不愉快なんだけど だめだあいつら、やってる事全部が人として受け入れられない 声優交代を納得するかどうかとはまったく別の話》
《スラダン公式、梁田さんの追悼コメントも無く淡々と映画の宣伝してて…イノタケも… なんか全体的に旧アニメはどうでもいい感が伝わってくるんだよな…》

 

さらに、11月22日に映画公式サイトで公開された制作スタッフへのインタビューにも違和感を抱く人が。4名の技術スタッフによる鼎談形式のインタビューだが、その中で「どんな作品に仕上がりそうか」という質問に対して、あるスタッフが次のようなコメントを

 

《僕はそもそも『SLAM DUNK』をあまり知らなかった人間で。今までジャンプと言ったら『ドラゴンボール』とか、アクションでバーンとやるみたいな感じだと思っていて。 だから最初は“『SLAM DUNK』、こんなんで少年の心、掴めるのかよ”って思ってたんですけど(笑)いざ観たら、原作を全然知らない僕でも“続きが気になる!”って》

 

声優交代や梁田さんへの追悼コメントの流れもあったせいか、このコメントにも《言葉の端々に読者を小馬鹿にしてるような感情が透けちゃっててかなり印象悪い》《映画スラムダンクを作っているスタッフは原作をバカにしているのか?》といった批判の声が散見されていた。

 

公開直前でもくすぶり続ける『THE FIRST SLAM DUNK』への不満の声。果たして、払拭できることができるのか――。

出典元:

WEB女性自身

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