11月29日、覚醒剤取締法違反(使用、所持)の罪で逮捕・起訴された田中聖被告(37)の第3回目の公判が千葉地裁松戸支部で行われた。
「田中被告は黒いスーツにメガネ姿で、裁判に出廷しました。検察側は田中被告に余罪があるとして結審には応じず、求刑などは示されなかったといいます。そのため12月に予定されていた公判も取り消しとなり、裁判は続くようです」(スポーツ紙記者)
裁判が結審しないなか、田中被告に衝撃的な展開が。同日夜、知人女性への恐喝容疑で京都府警から逮捕されたのだ。
「MBSニュース」によると、事件が発生したのは昨年6月。知人の30代女性に紹介されたライブハウスから出演料が支払われなかったとして、田中容疑者は「代わりに金を払え」「お前、これ以上なめた対応なら俺もさすがに考えるぞ?」などと女性を脅迫。そして、現金約1万円を振り込ませたという。田中容疑者は、薬物治療のため入院していた千葉県内の病院から京都市内に移送されると報じられている。
今年6月29日に、千葉県柏市の路上で覚醒剤を所持していたとして現行犯逮捕された田中容疑者。その9日前には、2回目の逮捕の判決として名古屋地裁から懲役1年8カ月、執行猶予3年を言い渡されたばかりだった。
公判中に別事件で逮捕されるというまさかの事態に、ネット上では落胆する声が相次いでいる。
《落ちたもんですね…ここまでくると哀れだわ》
《もうこれ以上過去の彼の功績を自身で汚して欲しくない》
《人ってここまで落ちるんだなとビックリ…》
いっぽうで田中容疑者のお金に対する執着ぶりは、これまでたびたび報じられてきた。
「17年には一部週刊誌で、ジャニーズ時代から実家のローン返済や店の家賃など、数千万単位の借金に追われていたと報じられました。また、近年の田中容疑者は『お金がない』と口癖のように言っていました。そのため、女性に貢いでもらうことも多かったそうです」(芸能関係者)
今回、出演料を得るために知人女性を恐喝したとして逮捕されたが、ライブ会場での“ガッカリ金稼ぎ”は過去にもあった。今年3月、ある音楽関係者は本誌にこう証言していた。
「4年ほど前、聖さんが弟の彪さん(31)のライブにスペシャルゲストとして出演して、兄弟でボーカルとして歌う機会がありました。その際の物販で、聖さんとのチェキ撮影料が1万円もしたそうです。アイドル時代は“手が届かない存在”でしたし、ファンなので嬉しいのでしょうが、正直高額ですよね……」
田中容疑者は自らが犯した数々の罪を、悔い改めることができるだろうか。