■「昔のドラマの方が面白くて…」
2位となったのは、今年4月期の『金田一少年の事件簿』(日本テレビ系)。長年愛されるシリーズで、これまで堂本剛(43)や松本潤(39)らが主演を務めてきた若手ジャニーズにとって登竜門的な作品でもある。今作ではなにわ男子・道枝駿佑(20)が金田一一役を務め、ヒロインには上白石萌歌(22)と、若手屈指の人気者が顔をそろえた。しかしシリーズに対して思い入れの大きい視聴者も多かったためか、ワースト2位という結果に。
「昔のドラマの方が面白くて、比べてしまってよくなかった。知らなければ面白かったかもしれない」(40代女性/パート)「今までの金田一がとてもよかったので、なんか物足りなかったです」(30代女性・無職)と、シリーズものの悩みどころである“マンネリ化”に、抗えなかった印象だ。
さらに「重要なキャラの上白石萌歌がなんの活躍も無かった」(50代男性/アルバイト)「面白いかもと見始めたが、ストーリーがつまらなく、驚き感動もなく続けて見れなかった」(60代女性/アルバイト)など、脚本のアンバランスさへの指摘も。
■「主人公のわざとらしさが嫌」
そして、残念ながら1位に選ばれてしまったのは、10月期ドラマ『君の花になる』(TBS系)。
内容は、本田翼(30)演じる元高校教師の主人公が、高橋文哉(21)らによる7人のボーイズグループが暮らす寮の寮母となるというもの。
「稚拙でリアリティのないストーリー展開」(20代女性/会社員)「設定に無理がありすぎ。寮母があんな若い子なわけがない」(40代女性/パート・アルバイト)と、現実離れした設定にツッコミの声が相次いだ。
くわえて「主人公のわざとらしさが嫌だった」(60代男性/パート・アルバイト)「本田翼さんの演技が役ではなく本田翼さんにしか見えなくてストーリーが入ってこなかった」(30代女性/専業主婦)といった意見をはじめ、芝居に関する指摘も多く、虚構の世界にリアリティを持たせられなかったことも要因となったようだ。放送中、「#本田翼の演技」がトレンド入りしたことも。
以上、3位までにランクインした5本の作品のうち、原作のない完全なオリジナル作品は2本のみ。原作ファンの思いもあるがゆえに、ドラマを見る目も一層厳しくなるのかもしれない。
視聴率の確保が年々大変になっていくなか、来年はどんな作品でドキドキとワクワクを届けてくれるのだろうかーー。
最終結果はこちら。
【2022年放送の連続ドラマの中で「視聴してがっかりした」作品は?】(複数回答可)
1位:『君の花になる』3.6%
2位:『金田一少年の事件簿』3.4%
3位タイ:『となりのチカラ』2.9%
『六本木クラス』2.9%
『新・信長公記 ~クラスメイトは戦国武将~』2.9%
【調査概要】
実施期間:22年12月5日から22年12月13日
調査対象:15歳以上の男女333人
調査方法:WEBでのアンケート
『WEB女性自身』調べ(クロス・マーケティングのセルフアンケートツール『QiQUMO』、Googleフォームを使用)