「草彅さんは待望の民放連ドラに張り切っていたそうです。杉野遥亮さん(27)ら共演者に積極的に話しかけ現場を盛り上げています。栄養満点な2千500円の高級懐石弁当の差し入れなどもしていました」(映像制作関係者)
1月23日に第2話が放送されたドラマ『罠の戦争』(フジテレビ系)で、6年ぶりに民放の連続ドラマに復帰した草彅剛(48)。家族を傷つけられた議員秘書役を演じ、権力者への復讐を果たしていく。
同作は関西テレビ制作フジテレビ系の草なぎの主演ドラマ『銭の戦争』(’15年、火曜22時〜)、『嘘の戦争』(’17年、火曜21時〜)に続く戦争シリーズ第3弾だ。草彅は前作から6年の期間が空いたことについて、こう語っている。
《こういうお仕事は自分が望んでもなかなかできない。いろんなタイミングが重なって実現するものだし、その間、僕もいろんな経験をできたので、結果的にはよかったかなって》(「Lmaga.jp」’22年12月24日配信)
『罠の戦争』の初回の世帯視聴率は、関東地区で9.3%、関西地区では13.1%を記録。
そんな好スタートを切った同作が放送される月曜22時〜の枠は、誰もが知る国民的バラエティ番組が放送されていた時間帯でもある。
「フジテレビの月曜22時からの枠では、『SMAP×SMAP(スマスマ)』が放送されていました。’96年にスタートした『スマスマ』は、音楽番組以外でSMAPの5人がそろう貴重な番組で、メンバー同士の関係性が垣間見えると、20年にわたって好評を博していました。
しかし、’16年末のSMAP解散に伴って、ファンに惜しまれながらも終了しました。『スマスマ』の最終盤の収録は、かつてないほど緊迫した雰囲気でしたね。ゲストとの歌唱シーンで草彅さんが間違ってしまったのですが、メンバー間に激しい動揺が生じ、すぐに撮り直すことができないくらいでした」(テレビ局関係者)
『スマスマ』の放送作家を務めていた鈴木おさむ氏(50)は昨年12月に、『文藝春秋』’23年1月号で、“SMAPのいちばん長い日”を描いた小説『20160118』を発表し、話題になった。
「鈴木氏の小説の題材である’16年1月18日は、解散がスポーツ紙で報じられたSMAPが、『スマスマ』に生出演し、謝罪した日です。小説では、放送で草彅さんが口にした“メンバーの一人が社長に謝る機会を作ってくれたおかげで、『今、僕らはここに立ててます』”という趣旨の発言は、鈴木氏の判断で草彅さんに頼んだものだと書かれていました」(前出・テレビ局関係者)
鈴木氏の小説の真偽のほどは定かではないが、伝説となった『スマスマ』終了から6年。今回の『罠の戦争』で思い出深い“スマスマ枠”に帰還したのだ。