「コンサートをやらしていただきます。やった! やっとですよ! うれしい」
1月27日、Twitterにアップした動画の中で、嬉しげに語ったのは山下智久(37)。今年の夏にアルバムを発売し、それに伴うライブツアーを行うことを発表した。
2020年10月末にジャニーズ事務所を退所して以降、初めてのツアーとなる山下だが、俳優活動も順調のようだ。1月13日に、2023年内にAmazon Prime Videoで独占配信予定の映画『SEE HEAR LOVE~見えなくても聞こえなくても愛してる~』で主演を務めることが発表されたばかり。
マンガ・小説アプリ「ピッコマ」で高評価を集めた、人気ウェブ漫画「見えなくても聞こえなくても愛してる」を実写映画化した作品で、監督を務めるのは2005年に日本で公開され大ヒットした映画『私の頭の中の消しゴム』のイ・ジェハン氏。山下は、ヒロインの新木優子(29)演じる耳の聞こえない女性・相田響と出会う、徐々に視力を失う病に罹った漫画家を演じる。出演に際し、山下はこうコメントしている。
「以前から、イ・ジェハン監督のファンでもありましたので、今回のお話を頂いた時、とても光栄に思ったのと同時に、この作品を見て下さる方に何を受け取ってもらえるか深く考えました」
昨年4月放送のドラマ『正直不動産』(NHK)では主演を演じ、同時期にWOWWOWで放送されたドラマシリーズ『TOKYO VICE』では主要キャストに抜擢された山下。その後も、昨年12月に配信されたNetflixドラマ『今際の国のアリス』シーズン2にも、キーマンとして出演し、2023年中に公開、配信予定の人気漫画を原作とする実写ドラマ『神の雫/Drops of God』でも主演を務めることが決まっているなど引っ張りだこ。
ジャニーズ退所後も変わらずに第一線で活躍し続ける山下。しかし、山下の意識は大きく変わっていたようだ。本誌は、その片鱗を目撃している。
昨年4月、ドラマ『TOKYO VICE』の会見終わりに夕方の都内で、カジュアルなスタジャン姿の山下が向かったのは牛丼チェーン「すき家」。店員も客も彼の存在に気づく様子はなく、牛丼3人前を自ら注文し、テイクアウトしていった。そして送迎車に戻っていた山下だが、なんとスタッフの分まで自ら買い出しに行っていたのだ。
そんな山下について、当時ある芸能関係者は「事務所独立前後から変わった」と話していた。
「“自分でなんでもやろう”という姿勢に変化したように感じます。独立を発表する1~2年前からでしょうか。海外に1人で仕事の打ち合わせに行っていたこともありました。付き人もなく、深夜の羽田空港にひっそりと帰国する姿など、アイドルとしての全盛期にはありえなかったことでしょう。独立後は妹さんが空港まで送り迎えすることもあったようです」
苦労を乗り越えた山Pのさらなる活躍に期待が高まる。