紅白で歌う松原のぶえ 画像を見る

「松原さんと業務提携している会社に国税庁の関係者がいきなり来たと聞きました。『松原のぶえさんに入る出演料は差し押さえの対象になったので、今後入るお金は国税が押さえます』と言われたとか。寝耳に水のことだったので、皆とても驚いたそうです」(音楽関係者)

 

演歌歌手・松原のぶえ(61)に巻き起こったギャラ差し押さえ騒動。その発端は昨夏のことだった。

 

松原といえば、中学3年生で北島音楽事務所にスカウトされ上京し、高校3年生の’79年、『おんなの出船』でデビュー。数々のヒット曲を連発し、『紅白歌合戦』にも7度出場した大御所の彼女に、いったい何があったのか――。

 

「演歌歌手は新曲の売り上げよりも地方でのコンサートや営業が収入の中心になっている方が多い。しかし、コロナ禍により全国各地での営業の仕事がほぼゼロになってしまい、自己破産寸前まで追い詰められている演歌歌手もいるようです。松原さんほどの知名度があっても現状はかなり厳しいのです」(前出・音楽関係者)

 

松原は昨夏のインタビューでコロナ前までは年間60本のコンサートが入っていたものの状況が激変したことを打ち明けている。

 

《ここ2、3年は、ほぼほぼ中止か延期でしたから、私は家からほとんど出ない状態でした》(『日刊ゲンダイ』’22年8月29日)

 

昨年5月からはYouTubeで歌唱指導を始めたことも語っていた。

 

実は松原は過去にも“差し押さえ”の憂き目に遭っている。’03年、松原と元夫との泥沼の離婚トラブルは世間を騒がせていた。

 

「当時の事務所社長だった元夫が、所得税や法人税など約1千万円もの税金を滞納していたのです。それが原因で松原さんは3億円ともいわれていた自宅を差し押さえられています。しかも、松原さん自身はそれを週刊誌の取材で初めて知ったそうで……。最初は松原さんも会見で『夫を信じています』と涙ながらに訴えましたが、次々に発覚する事実に最終的には彼女から離婚を切り出したそうです」(スポーツ紙記者)

 

結局、元夫が滞納した税金はすべて松原が支払ったという。

 

「この離婚トラブルの心労で松原さんはダウンし、当時の記者会見では元夫から社長業を引き継いだ実弟・伸輝さんが対応していました」(前出・スポーツ紙記者)

 

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