■支持者でもアンチでもないX氏の「スタディ号」購入目的
今回、X氏が提示した購入金額は150万円。しばしば言動が炎上するゆたぼんだが、X氏は支持者でもアンチでもないという。「スタディ号」を購入しようとした理由を、X氏はこう語る。
「二輪車を配送するためのトラックを調達しようと考えていた時に、ゆたぼん君がスタディ号を譲るという動画を見たんです。1.1tのボンゴトラックなので、おそらくバイクを詰めて乗せても4台が限界かと。2tトラックも考えたんですが、買うとなればそれなりの費用がかかりますし、トラックじゃない場合はカスタム費もかかってしまいます。それだったら『スタディ号がちょうどいい』と思い、すぐに応募しました。自分で独立するにあたって、一般の販売店からトラックを安く買うよりも、絶大な広告効果が期待できると思ったんです」(X氏)
ゆたぼんが譲渡宣言をした翌日、X氏はさっそくメールフォームから応募。名前などの自己紹介をした上で、《いくらで譲っていただけるか?》《譲っていただいた際はゆたぼん号の面影を無くしても良いか?》《オイル交換等、定期メンテナンスの頻度をどれくらいでやっていたか?》と3つの質問を投げかけた。
すると、ゆたぼん側から返信があったのは1週間後の12月18日。返ってきたのは、次のような文章だった。
《現在大変多くの問い合わせが来ており、返信が遅れております。こちらの担当者からお電話させて頂く事がございますので、まずはそちらの担当者のお名前、お電話番号、購入希望価格をご返信ください》(原文ママ)
以後のゆたぼん側とのやりとりについて、X氏はこう明かす。
「この時点で、こちらの質問はすべてスルーされました。でも、これはファーストコンタクトなんで、仕方ないと思うことにしました。しかも私は、最初のメールで名前を名乗っているんですよね(笑) 私は翌19日に、電話番号と予算額を添えて、『車両状態を詳しく聞かないと決められないのでお電話下さい』と返信しました。そうしたら、一切返事が来なくなってしまったんです。心配している内に年が明けてしまったので、新年のご挨拶も兼ねて1月3日に再度メールを送りました。もう一度、自分の名前・電話番号・予算を書いて、『具体的な話をさせて欲しいんで連絡ください』と催促しました」(X氏)