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「高畑さんの熱演を新会長はじめNHK側は大絶賛。視聴者からも“ばんばの演技に涙が出た”と称賛の声が相次ぎ、当初の予定より、彼女の出演シーンが増えたんです。クランクアップ前に改めて五島列島でのロケが行われました。地元の人たちから『ばんば~』と手を振られた高畑さんは『私、こんなに人気者だったかしら!?』と満面の笑みでした」(番組関係者)

 

NHK連続テレビ小説『舞いあがれ!』で、ヒロイン・舞(福原遥)の“ばんば”こと祖母・祥子役の好演が話題の高畑淳子(68)。ばんばは長生きして最終盤まで登場するが、当の高畑は私生活では早くから終活ノートをつけていた。一昨年のインタビューでこう語っている。

 

《子どもたちに読んでもらう「お母さんが死んだら開けるノート」というのをずいぶん前から作っておりまして、劇団のマネージャーさんや、頼りになる税理士さん、会計士さんの連絡先、この保険会社に連絡すると死亡保険が入りますといった事柄を細かく書いています》(『ハルメク』’21年6月号)

 

高畑の知人は言う。

 

「高畑さんには現在92歳のお母さまがいるのですが、80代から認知症の症状が出て、数年前に老人ホームへの入居を決めたんです。その費用がかなりの額になるようで、『子供たちには同じような負担をかけたくない』と話していました」

 

シングルマザーの高畑には2人の子供がいる。ともに役者となった長女・こと美(36)と長男・裕太(29)だ。だが、’16年に高畑家の状況が一転するーー。

 

「裕太さんの不祥事の余波で、女優業やCM、バラエティ番組など高畑さんの仕事がすべてキャンセルになったんです」(前出の知人)

 

約8千万円という年収を失った高畑家の生活を支えたのは資産8億円といわれる不動産収入だった。

 

「高畑さんは都内の一等地に3軒の不動産を持っています。1軒は7年前に完成した、地上3階、地下1階の広大な二世帯住宅。土地建物で4億円ほどします。もう1軒は9部屋あるアパート。最後の1軒も賃貸に出しており、年間で約2千万円弱の家賃収入があるそうです」(不動産関係者)

 

高畑は息子の騒動から半年後、NHK『スタジオパークからこんにちは』でテレビ復帰。徐々にメディア復帰するが、“お騒がせ息子”はしばらく表舞台から姿を消した。

 

「裕太さんは東京都世田谷区内の介護施設でヘルパーとして約3年間勤務していました。’19年に舞台復帰して、劇団『ハイワイヤ』を立ちあげました。昨年末は姉とも共演。高畑さんは初日から観劇に訪れ、号泣していました。

 

子供2人は独身ですが、彼女の終活ノートは“将来、孫が生まれても2人には好きな役者業を続けてほしい”という“ばんば”の心遣いなのでしょう」(前出の知人)

 

高畑の心願に、裕太のやる気が舞いあがることを祈るばかりだ。

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