「松本さんのグッズは人気のようで、『お一人様2点まで』と購入制限を呼びかける張り紙が出ているほどです」(大河ドラマファンの女性)
NHK大河ドラマの主人公ゆかりの地に開設されるのが恒例となっている「大河ドラマ館」。
放送中の『どうする家康』では、徳川家康ゆかりの愛知県岡崎市、静岡県静岡市、浜松市の3カ所に大河ドラマ館がオープンした。
番組に関連する展示などが楽しめるほか、松本潤(39)のファン垂涎のものがあるという。
岡崎市の大河ドラマ館を訪れたという冒頭の女性は言う。
「家康グッズもたくさん売られていますが、そのうちの手ぬぐい、ポチ袋、Tシャツは松本さんがプロデュースしたと銘打たれています。3カ所の大河ドラマ館でしか手に入らないものだそうです」
インターネット通販も普及するこのご時世で、なぜ店頭販売のみなのか?
そこには殿のある思惑がーー。
「ネット販売をしないのは、『地域に直接足を運んでほしいから』という松本さんの考えからです。実際、岡崎市の大河ドラマ館はオープンからわずか6日で来館者が1万人を超えたそう。まさに“松潤効果”です」(NHK関係者)
大河ドラマの本編後に放送される紀行コーナーに松本自身が登場したことも話題を呼んだ。
これも“殿”が講じた地域活性の策だという。
「キャストが紀行コーナーにも出演するというのは異例のことです。
松本さんは、紀行コーナーは地域に寄り添う意味合いで始まったと知り、“演者がゆかりの地を巡ることでその地を訪れる人も増えるのでは”と考えたそうです。
スタッフと相談し、できる限りキャストが出演しようという形になったといいます」(前出・NHK関係者)
この紀行コーナーは松本の名前にあやかり、「紀行潤礼」と題して番組ホームページでも紹介されている。
「松本さんプロデュースのグッズを持って、紀行コーナーで紹介された場所を巡るファンもいるようです。SNSに“紀行潤礼してきました!”と投稿する人も増えています」(前出・NHK関係者)
松本はインタビューで、次のように語っている。
《大河ドラマはストーリーが面白いことはもちろん、町おこしに近い気がします》(「asten PEOPLE」’23年2月号)
松本の狙いが功を奏している“殿潤グッズ”。城下町にも嵐が巻き起こりそうだ。