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「羽生さんも今回の千葉選手の活躍には、目を細めているのではないでしょうか。十数年来の仲ですからね」(スポーツ紙記者)

 

2月10日、米国・コロラドスプリングスで開催されたフィギュアスケートの四大陸選手権で銅メダルに輝いた、千葉百音(17)。シニアの主要国際大会に初出場した千葉だが、ショート7位からフリーで自己ベストの演技を披露し、みごと表彰台へ駆け上がった。

 

仙台出身の千葉の練習拠点は、羽生結弦(28)と同じアイスリンク仙台。彼女は幼いころから羽生にかわいがられていたという。

 

「千葉選手が初めて羽生選手と出会ったのは4歳ごろだったそう。リンクの中で、羽生さんに鬼ごっこなどをして遊んでもらっていたと本人が話しています。当時は『結弦にいちゃん』と呼んでいたようですよ。羽生さんは“一緒に遊んでくれる優しいお兄ちゃん”という存在で、千葉選手はとても慕っていたそうです」(前出・スポーツ紙記者)

 

羽生が幼い千葉をかわいがる映像が残っており、ファンの間では2人の関係は有名だという。

 

「テレビの取材で、東日本大震災後の’11年7月に、震災以来久々にホームのアイスリンク仙台を訪れることができた羽生くんの映像が残っているんです。そのときにリンクで滑るまだ幼い百音ちゃんを見つけた羽生くんが『モネ~!』と呼びかけ、百音ちゃんのほうも近づいて抱きついてくる瞬間があるんですが、それがとってもほほ笑ましいんです。

 

久々の再会に『元気だったか?』と聞きながら、羽生くんが百音ちゃんのほっぺをムニムニと包むように触っているので、“かわいくて仕方がないんだな”というのが伝わってきました」(羽生のファン)

 

兄妹のような親しさだった2人。しかし、’12年に羽生がカナダに練習拠点を移したことで、離ればなれになっている。

 

「当時を振り返って、千葉選手は『少し寂しかった』と話しています。ただ、そのころには千葉選手ももう小学生で“いつも遊んでくれていた結弦にいちゃんはすごい選手だったんだ”という認識が生まれていたそう。カナダに渡ったことにも尊敬の念を感じていたようです」(前出・スポーツ紙記者)

 

その後は長く交流の機会がなかったようだが、ジュニアの大会で活躍していた千葉は、’19年にシニアの選手に交じって全日本選手権に出場。羽生と久々に再会したようだ。このとき、千葉は14歳。羽生のほうは25歳で、すでに五輪2連覇を成し遂げていた。

 

この再会を千葉は次のように話している。

 

《ずっと会えなかった間にどんどん活躍していったので、私の中の遊んでくれたお兄ちゃんという存在から、少し遠ざかってしまったような感覚がありました。でも、再会したときは、昔みたいに接してくださったので「覚えていてくれたんだ!」と思い、少しホッとした気持ちになりました》(『仙台スポーツ』’21年6月5日取材のインタビューより)

 

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