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“偉業”をまたひとつ、成し遂げた羽生結弦(28)ーー。2月26日、羽生はアイスショーとしては前代未聞の東京ドーム単独公演『GIFT』に挑んだ。

 

「国内のみならず香港、台湾、韓国でライブビューイングが行われ、動画配信サイトで世界に生配信される異例の規模となりました」(スポーツ紙記者)

 

このショーのストーリーとして羽生は自ら自伝的な物語を執筆したが、この物語の絵本化も決まっている。9月に発売予定だ。

 

「絵本でコラボするのが、CLAMPだということも話題です。『カードキャプターさくら』などで知られる人気の漫画家集団ですが、“確かに羽生くんはCLAMPの作品に出てきそう”とファンが沸いています。羽生さんからのオファーだったといいます」(前出・スポーツ紙記者) その采配の裏には、羽生の“漫画好き”の一面がある。

 

「愛読誌は『少年ジャンプ』だとか。また最近、人気漫画『弱虫ペダル』の連載15周年記念に祝福メッセージを送っていました。ファンタジーやスポ根モノが好きなようです」(前出・スポーツ紙記者)

 

好きなキャラとの“会話”に歓喜するオタクぶりを見せたことも。

 

「数年前にテレビ出演した際、大好きな漫画『東京喰種』の主人公のアニメ声優さんから声をかけてもらうと、少年のようにはしゃいでいましたね」(フィギュア関係者)

 

そもそも羽生は、手足が長く小顔なビジュアルや、苦難を何度も乗り越え打ち勝っていくドラマチックな生き方ゆえ、ファンからは“漫画から抜け出してきた王子様”のようにたとえられてきた。

 

「本人は、好きな漫画に自分が影響されているという意識もあるようですよ。『漫画にどっぷりハマると、実生活までその物語に影響されてしまう』と言っていたことがあります。“自分は漫画の主人公だ”という感覚になるのでしょう」

 

そう話す前出のフィギュア関係者は、その感覚が羽生の優れている点の一つだろうと指摘する。

 

「羽生さんの、幼いころを知る人が、“彼は音楽に没入する力、陶酔する力がすごかった”と話していたことがあります。漫画や音楽のなかに自分が主人公として没入する力が、彼の表現力につながっているように思います」(前出・フィギュア関係者)

 

3月前半には地元・宮城でのショーが控えるが、新たに3月末から4月にかけてアイスショー『スターズ・オン・アイス』に出演することが発表されたばかり。その多忙さにファンからは心配する声も上がっているがーー。“漫画の王子様”羽生結弦の、“没入力”でなんなくこなせてしまうに違いない!

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