3月12日、第46回日本アカデミー賞授賞式が行われ、最優秀助演女優賞を安藤サクラ(37)が受賞。スピーチの際、同じく式に出席していた夫・柄本佑(36)とのやり取りが反響を呼んでいる。
映画『ある男』での演技が評価され受賞に至った安藤。妻夫木聡(42)演じる弁護士が“ある男”の正体に迫っていくミステリーで、愛した夫の身元調査を依頼する妻を熱演した。
12年に結婚し、17年に第一子となる娘を出産した安藤。子育てしながらの撮影には苦労も感じていたようで、授賞式では、妻夫木から本作の撮影中に「この作品で女優引退しようと思ってる」と打ち明けていたことも“暴露”されていた。
受賞後のスピーチでは「ありがとうございます。今ここで話したときにあまりにも自分が…」と言いかけ、思わず涙。「なんか情けなくて、自分が。かっこわるいなと思って壇上にいたので、こうやって受賞させていただいた混乱で、涙が出てしまいました」と胸の内を明かした。
また、「やっぱり私にとって子育てと撮影っていうのは、今のところうまくできない」と苦笑しながら、改めて仕事との両立の難しさを語った。しかし、「悩みつつ、今もそうですけど、家族で会議をしながら、みんなで協力しあって、大好きな現場に戻れたらいいなと思ってます」と前向きに締めくくった。
「家族と会議をしながら」と話す際は、映画『ハケンアニメ!』で優秀助演男優賞を受賞した夫・柄本佑に笑顔でアイコンタクト。柄本も妻の奮闘をたたえるように、ピースサインを返した。このやり取りに、《このピースだけで分かり合える夫婦……最高スギ》《お二人は夫婦であり父親母親であり育児・子育てをしている仲間であり戦友なんだなぁいいなぁ~~ともらい泣きした》《日本映画界を背負ってたつ最強夫婦。素敵だ・・・》とネット上では感動の声が続出している。