四千頭身・後藤は収入激減、ぺこぱはレギュラー終了…「第七世代」の明暗分ける“実績”の差
画像を見る 「第七世代」ブームで名を知らしめたEXIT

 

ブームが去ったことで世代括りでのメディア露出が激減し、岐路に立たされる第七世代の芸人たち。ラリー氏は「第七世代」をこう総括する。

 

「野球の“松坂世代”、将棋の“羽生世代”も同じなんですが、世代というものが注目される理由は、たまたま同じ世代にすごい人が何人かいたからなんです。第七世代も初めから世代として注目されていたわけではなく、霜降り明星やハナコといったスターが何組か同時に出てきたからこそ、世代そのものが脚光を浴びるようになったのです」

 

栄枯盛衰の激しい芸能界。「第七世代」の次は「第八世代」と思う人も多いかもしれないが、今後は世代よりも“属性”に注目が集まるラリー氏は見る。

 

「たとえば、最近ではラランドや真空ジェシカといった大学のお笑いサークル出身の芸人が増えていますし、地下のライブに出ている“地下芸人”も注目されたりしていますよね。そうした個々人の属性で括られることはこれからもあると思います。今年の『R-1』でもこたけ正義感という現役弁護士の芸人が出ていましたし、そういう人はいつの時代にも注目されやすいのではないでしょうか」

 

最後に今後のお笑い界のトレンドについて、ラリー氏は“優しさ”をあげる。

 

ダウンタウンの浜田さんは、今も“暴君キャラ”なところはありますが、いつも笑っているし、裏では優しいんだろうな、というイメージがあるからこそ、それが成立しているわけです。そういう下地がない人がいきなり横暴に振る舞っても、嫌われてしまうだけでしょう。WBC・侍ジャパンの栗山監督、サッカー日本代表の森保監督のように、選手の個性を生かしてニコニコ笑って見守っているようなリーダー像が、今の時代には合っているのだと思います。

 

それはお笑いでも一緒です。有吉さんが『有吉の壁』(日本テレビ系)などでいろんな芸人のネタを見て、マルやバツを出していくわけですが、あれも冷たいようで優しいんですよね。どんなにくだらないネタに対しても全力で乗っかってイジっていきますし。お笑い界でMCとしてこれから出てくるのも、そういう“優しいリーダータイプ”の人だと思います」

出典元:

WEB女性自身

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