(写真:森田直樹/アフロスポーツ) 画像を見る

「羽生さんとマリニンは、同じ試合やショーに出たことがありませんでした。対面するのは今回が初めてでしょう」(スケートファン)

 

3月30日に大阪で開幕したアイスショー『スターズ・オン・アイス』に出演中の羽生結弦(28)。

 

同ショーの出演者の一人、アメリカ人のイリア・マリニン選手(18)との“初共演”が、一部で注目を集めているという。

 

「2人には“因縁”があります。事の始まりは約1年前、昨年の春のことでした。マリニンが練習で4回転アクセルの着氷を成功させた動画がSNS上に公開されたのです」(前出・スケートファン)

 

それまで誰も成功させたことのなかった4回転アクセル。羽生の長年の悲願でもあり、昨年2月の北京五輪でも挑戦したが、転倒、回転不足で成功には至らなかった。

 

「やはり“羽生さんが最初の成功を……”というのが羽生ファンの真情でした。その気持ちが行きすぎたのか、試合での成功も目前だったマリニンに対して、攻撃的なネットの声もあったのです。

 

また、マリニンのインスタグラムのアカウント名に“4回転の神”を意味する言葉(quadg0d)が入っていることもあって、“生意気なコだ”と拒否反応を示す人も。マリニン自身は、自分の成功を残念がるような反応があることが耳に入って、当惑していたそうです」(前出・スケートファン)

 

マリニンは昨年9月、試合でも4回転アクセルを初成功させ、国際スケート連盟の公認の記録に。

 

「いわゆる“アンチ”と呼ばれる、羽生さんに批判的な声を投げる一部の人たちからは、マリニンの成功をダシにして、羽生さんを貶めるような発言も。これに羽生ファンが怒って……といった場外バトルが、一部ネット上で起こっていました」(前出・スケートファン)

 

ちなみに羽生自身はというと、

 

「マリニンの成功に対して、羽生さんの言葉は多くなく、胸中はわかりかねます。地元のテレビ番組で『彼から学ぶこともたくさんある』とは話していましたが……」(前出・スケートファン)

 

1年前からの悶着を経て、今回のショーでの共演。残念ながら大阪公演では、2人が一緒のナンバーで滑る機会などはなく、交流は見られなかった。それぞれが個別のプログラムを披露したのだが、

 

「初日には、マリニンも羽生さんもアクセルではないものの、4回転ジャンプを跳びました。ショーでは難易度の高いジャンプはやらないスケーターが多いですが、さすがです」(前出・スケートファン)

 

ただ演技全体となると、やはり羽生に軍配が上がるようで……。

 

「羽生さんは、トリで登場しましたが、一瞬で会場の空気を持っていきましたね。“瞬殺”という感じでした。初日の『オペラ座の怪人』はもともと競技用のプログラムですし、気迫がすごくて試合のような演技でした。10歳年下のマリニンとは、格の違いを感じましたね」(前出・スケートファン)

 

成熟した圧巻の演技で、因縁をも吹き飛ばしてしまったようだ!

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