“美”を磨くために利用した人も多いであろう脱毛サロン。しかし、今業界がピンチを迎えているという。
4月7日に配信された『帝国データバンク』の記事によると、エステ脱毛を行う脱毛サロンの倒産が22年4月から23年3月にかけて7件判明。前年度の1件から大幅に増え、過去最多を記録したという。
‘22年8月には、全国展開し約3万人の会員がいた「脱毛ラボ」が、新型コロナの感染拡大での顧客の減少を理由に経営破綻している。
“倒産ドミノ”状態となり、苦境に立たされるエステ脱毛業界だが、隆盛を極めていた頃は有名人もビジネスに乗り出していた。
「‘18年12月に“ホスト界の帝王”ローランドさん(30)が手掛けるサロンがオープン。‘20年10月には手越祐也さん(35)がプロデュースする第一弾の事業として脱毛サロンを開始し、YouTuberのヒカルさん(31)がオーナーを務める店も‘20年12月に始まりました。さらに‘21年4月には新田真剣佑さん(26)のプロデュースする「AmSALON」が開店しており、皆さん自らが広告塔となり、集客に勤しんでいました」(芸能関係者)
どこも開店当初はファンが殺到していたが、既に閉店してしまったサロンもあるようだ。前出の芸能関係者は続ける。
「‘22年5月に真剣佑さんのサロンは、事業統合にともなって閉店したそうです。また手越さんのサロンも同時期に事業譲渡し全店閉店しています。手越さんのカードなどを目当てに契約したファンは、手越さんと関係がなくなったサロンに残りの施術回数を消化するために通うことになったそうです」
手越や真剣佑といった超有名人たちも撤退する一方、規模を拡大しているサロンも。
「“自分が通いたいと思えるサロン”をテーマにローランドさん自身がプロデュースしているサロンは39店舗あり、好調のようです。さらに現在、マレーシア店の開店に向けて準備を進めており、実現すれば初の海外進出となります」(前出・芸能関係者)
ほぼ同時期にホスト、俳優、アイドル、YouTuberによってプロデュースされた脱毛サロン。はっきりと明暗が分かれたようだーー。