「映画『わたしの幸せな結婚』は、3月に公開されてから1カ月もたたないうちに興行収入21億円を突破しました。『滝沢歌舞伎』も連日大盛況です」(芸能関係者)
初の単独主演映画『わたしの幸せな結婚』が大ヒットを記録したSnow Manの目黒蓮(26)。最近は、舞台『滝沢歌舞伎ZERO FINAL』に全力投球しているという。
「『滝沢歌舞伎』はSnow Manが滝沢秀明さん(41)から引き継ぎ、’19年から4回連続主演を務めてきました。本格的な歌舞伎や殺陣を披露するのですが、今年でこの舞台も最後になります。
昨年は個人の仕事で忙しかった目黒さんですが、舞台中はメンバーといられるので生き生きとしています」(前出・芸能関係者)
3月31日に放送された『この歌詞が刺さった!グッとフレーズ』(TBS系)では“個人仕事はグループ活動に還元するため”と熱い思いを語った目黒。さらに同番組で自身のある習慣を明かしていた。
「自分は(夢を)ノートに書いててーー」
“夢ノート”に目標を書き込んでいるという目黒。そのきっかけは、下積み時代の経験にあった。
「目黒さんは’10年にジャニーズ事務所に入所しましたが、目立つ存在ではありませんでした。
ジャニーズJr.の登竜門的な番組『ザ少年倶楽部』(NHK BSプレミアム)では最後列のいちばん端という目立たない位置で踊ることもしばしば。常に自信がなく、“デビューしたい”と夢を語ることさえ憚られるほどだったそうです」(制作関係者)
そんな目黒に転機が訪れたのは彼が19歳のころ。
「友人に『夢があるなら言葉にしたほうがいい』と言われ、“やれることはやろう”と気持ちが切り替わったといいます。
“2年後までに活動がいい方向に向かわなければ辞める”とタイムリミットを設けたそうです」(前出・制作関係者)
“改革”の一環として始めたのが夢ノートだった。
「エンゼルスの大谷翔平選手(28)は“27歳でWBC日本代表MVP”のように、人生設計を細かく書き出して着実にそれを実現していますが、目黒さんの夢ノートもそれによく似ていますね。
目黒さんは、“2年たったら辞めるんだから、恥をかいてもいい”と、それまでは自分には不相応だと思っていた『マイクを持ちたい』と最初の夢を綴ったそうです」(前出・制作関係者)
当時の思いを目黒はインタビューでこう振り返っている。
《タイムリミットまでにかなえたいこと全部書き出そうって。絶対にムリなことでもいい。夢を見るのは自由だから》(『Myojo』’21年3月号)
これが功を奏したのか、その後、目黒を取り巻く環境は目まぐるしく変化して……。
「夢ノートを書いた少し後に、宇宙SixというジャニーズJr.内のユニットに加入。ステージでマイクを持つ機会が増え、早速第1の夢が叶いました。
男子大学生向けファッション誌『FINE BOYS』のモデルになりたいとも綴っていましたが、’18年に同誌の専属モデルとなり、2つ目の夢も見事実現。今では目黒さんが表紙を飾った号は完売することも珍しくありません」(前出・制作関係者)
’19年1月にはSnow Manに加入し、その1カ月後にはグループで『滝沢歌舞伎』に初主演。これもまた、夢ノートに綴られており、3つ目の夢も実現した。
「’20年1月には“CDデビュー”という4つ目の夢を実現。グループで映画『おそ松さん』(’22年3月)に主演するなど、“映画出演”という5つ目の夢も果たしました」(前出・制作関係者)
夢ノートのとおりの着実なステップアップ。しかし時には想定外の出来事も……。
「目黒さんの出世作といえば、’22年10月期のドラマ『silent』(フジテレビ系)ですが、この時期はほかにも朝ドラ『舞いあがれ!』(NHK)の撮影にグループのコンサートツアー、映画の宣伝活動などが重なりました。目黒さんは多忙のあまり体重が2~3キロ減り、周囲も心配するほどでした。
それでも“これでグループの知名度が高まるなら”と、奮闘していました」(前出・芸能関係者)
不屈の闘志を燃やす目黒。驚異の“実現力”はまだまだ続く。
「5月からはSnow Manとして初のドームツアーがスタート。これで目黒さんが夢ノートに書いた6つ目の目標も達成となります。
東京ドームでの公演も含まれていますが、東京ドームはSnow Manがデビューを発表した思い出の地。そこでコンサートを開催できるというのは、感慨深い思いでしょう」(前出・制作関係者)
さらに7月期にはTBS系列で初めての単独主演ドラマが始まると一部で報じられている。
「目黒さんは夢が叶うたびにノートにチェックマークを付けているそうですが、これで“ドラマ単独主演”の項目にもチェックが付きそうですね」(前出・制作関係者)
7つ目の夢も実現間近だが、前出の『グッとフレーズ』で目黒はノートに綴った未達の夢を熱く語っていた。
「Snow Manが『本当に国民的なグループだね』って言われるグループになる!」
目黒の躍進を支えた夢ノート。究極の目標に向け、全項目にチェックが付く日も遠くはないだろう。