4月下旬の夜、都内の映画館の前でファンに取り囲まれていたのは東出昌大(35)。長身をかがめながら一人ずつ丁寧にサインを書いていく。
途中で仕事関係者からと思われる電話がかかってきたが、東出はガラケーを片手に通話しながらサインを書き続けた。集まったファン全員に対してサインを書き終えると、その場を後にした。
現在は関東近郊の人里離れた山中で自給自足の生活を送っている東出。映画関係者がいう。
「主演映画『Winny』の舞台挨拶を終えて映画館から出てきたところですね。仕事があるときは山から下りてくるそうです。不倫騒動によって事務所との契約を解消された東出さんですが、“自分には芝居しかない”と語っています」
自らを見つめ直す時間が増えたのだろうか。先月に出演した生放送番組では山籠もり生活を始めたきっかけについて語っていた。
《東京で忙しく働いて、冷えたハムカツやロケ弁を食べたときに“これに感謝しろって言われても、感謝ってなんだ?”って思って。そもそも元がわからないし、僕に足りないのはそういう原始的なことなんじゃないかなって思って。でも、狩猟はものすごく残酷で。綺麗に食べなきゃいけない、もったいないことはしちゃいけない。不平不満を言わないようにしようとか、人に攻撃性を持たないようにしようとか、自分で考える機会を自然に与えてもらいました》(『ABEMA Prime』4月3日放送)
冒頭の目撃現場について東出に取材を申し込んだところ、本人からこんなメッセージが返ってきた。
「(撮影には)気付きませんでした。来てると教えて下されば、カメラに向かってピースもしたのですが。僕についての記事なんてチャチャっと書いちゃって、GWを満喫なさって下さい。またいつか、正面からお会い出来る日を楽しみにしております」
記者を気遣う余裕まで見せた東出。ファンや記者への“神対応”で俳優仕事をどこまで戻すことができるだろうか。