逝去から今年で5年。いまもアニメ『ちびまる子ちゃん』など人気の衰えない漫画家の故・さくらももこさん(享年53)。
神奈川・そごう美術館で「さくらももこ展」が開催中だが、さくらさんの作品に関する企画や著作権管理などを行う「株式会社さくらプロダクション」に新社長が就任していたことがわかった。
生前はさくらさんが社長だった同社。逝去後は、さくらさんの息子である三浦陽一郎氏が代表取締役となったが、今年の1月1日付で名畑博夫氏が代表取締役に新たに就任し、二人社長体制となったのだ。
「名畑さんはさくらさん原作のアニメ『GJ8マン』という作品を制作した株式会社ライトエアーの社長です。
同作は、名畑氏の出身地である岐阜県の郡上市にある古い町並みが残るエリア『郡上八幡』を盛り上げるために、さくらさんが企画したもの。名畑さんはもともと郡上八幡が大好きだったというさくらさんと知人の紹介で出会ったそうです。
さくらプロダクションは、さくらさんの生前は、ご両親が取締役に名を連ねるなど家族で経営してきましたが、新社長就任によってかじ取りが変わっていくかもしれませんね」(テレビ局関係者)
新社長就任について同社に取材を申し込んだところ、《回答は見送りたい》とのことだった。
「さくらももこ展」は今年から来年にかけて全国を巡回していく。新体制で、『ちびまる子ちゃん』や『コジコジ』に会える機会はさらに増えるのだろうか。