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「玉緒さんは一人暮らしをしていたマンションを今年4月上旬に引き払っているのですが、行方がわからず、心配しています。最近は深夜に徘徊する姿も目撃されていたそうですから……」

 

そう語るのは、中村玉緒(83)の長年の知人。彼女は今年1月のイベントを最後に公の場に姿を見せていない。

 

「最近の報道では、玉緒さんは長女・Aさんの自宅に転居し、いっしょに暮らしているとも報じられました。しかし玉緒さんとAさんの確執の深さを考えると、信じがたいのです……」(前出の知人)

 

長女・Aさんはかつて玉緒のマネージャーや個人事務所の社長を務めており、同じマンションの別々の部屋で生活していた。だが’19年11月に玉緒の長男・鴈龍さん(享年55)が亡くなったことを機に、親子間で言い争いが増えるようになり、玉緒がそのマンションを出ていったのだ。

 

「’20年秋に、Aさんは玉緒さんの個人事務所の社長も辞任しています」(芸能関係者)

 

現在、Aさんとその夫が生活しているマンションは50平米ほど。玉緒もいっしょに3人で同居するには手狭であり、近所の住人による玉緒の目撃談もないという。そこで本誌は5月上旬、Aさんを直撃取材した。

 

――玉緒さんと同居していると報じられていますが?

 

「いや、あのちょっと……」

 

なぜか口ごもるAさん。どんなことを聞いても、はっきりとした返答はなく、同居についても認めようとはしなかった。だが次の質問だけには大きな声で答えた。

 

――玉緒さんはお元気なのでしょうか?

 

「生きてます!」

 

取材を進めると、母娘の確執を深めたに違いない新たな事実も判明した。Aさんは個人事務所の社長を辞任した半年後の’21年春に「株式会社勝プロダクション」を設立していたのだ。前出の知人が困惑しながら解説してくれた。

 

「『勝プロダクション』は、’67年に勝新太郎さんが設立した会社です。映画やテレビ作品の制作をしていましたが、放漫経営がたたって’81年に倒産。負債総額は12億円といわれています。

 

玉緒さんは’97年に勝さんが逝去した後もその返済に追われました。彼女にとって、勝プロダクションが蘇ったことは悪夢以外の何物でもないでしょう。いっぽうで玉緒さんは夫の借金を完済したことを誇りにもしていましたから、勝手にまったく同じ名前の会社をAさんが立ち上げたことを“裏切り”に感じたと思います」

 

’21年11月に掲載されたインタビューでは《今後の目標は、あと3年生きること》と語っていた玉緒。その言葉どおりに元気でいてくれることを祈りたい。

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