5月18日、歌舞伎界を揺るがす衝撃的なニュースが。同日午前10時過ぎ、市川猿之助(47)が都内の自宅で両親とともに倒れているのを男性マネージャーが発見。その後、猿之助は一命を取り留めたが、父の市川段四郎さん(享年76)と母親(享年75)の死亡が確認された。
「猿之助さんは自宅の半地下で意識が朦朧とした状態で発見され、両親は2階のリビングで布団をかけられた状態であおむけに倒れていたといいます。2人に目立った外傷はなく、猿之助さんのそばには本名名義で書かれた知人宛ての遺書とみられる手紙が置かれていたことから、警視庁は自殺を図ったとみています」(全国紙の社会部記者)
市川猿翁を伯父に、市川中車(香川照之)を従兄に持ち、名門・澤瀉屋を牽引してきた猿之助。古典はもちろん、スーパー歌舞伎『ワンピース』で演出を務めるなど歌舞伎界に新しい風を吹き込んだだけでなく、俳優としてもNHK大河『龍馬伝』や『半沢直樹』(TBS系・2020年)など数々の話題作に出演。さらに頭脳も明晰でユーモアにも富んでいることからクイズ番組やバラエティ番組でも活躍していた。
そんな猿之助だけに、今後の仕事への影響も計り知れないものが。5月3日から出演していた自身の名前を冠した「市川猿之助奮闘歌舞伎」の18日昼の部の公演は休演となり、今後も6月と7月に東京・歌舞伎座での大歌舞伎、来年2月にはスーパー歌舞伎II『鬼滅の刃』を控えている。また6月に公開を予定している映画『緊急取調室 THE FINAL』にもキーマンである内閣総理大臣役としてクレジットされている。
仕事面よりも、心配されているのが猿之助の“今後”だ。前出の社会部記者は言う。
「両親の死因はまだ判明しておらず、警察は19日に司法解剖する方針です。また、現在の猿之助さんは会話できるような状態にないといい、回復後に聴取するといいます。
18日発売の週刊誌『女性セブン』が猿之助さんのハラスメント疑惑を報じており、今回の事件との関連を指摘する声も少なくありません。また警視庁目黒署は状況から猿之助さんが心中を図った可能性もあるとみているそうです」
真相については捜査の進展を待つほかなく、心中を図ったかは現時点で知るよしはないが、ネット上では父親と母親がともに亡くなってしまった猿之助の今後を想像して絶句する人々が。
《市川猿之助まじぃ?? 両親死んで自分だけ生き残ったってやばくないか》
《これって遺書は見つかったけど、生き残った市川さんはどういう心情になるんだろう。複雑すぎ》
《市川猿之助、もし1人で自殺しようとして両親を巻き込み、自分一人だけ生き残ったとしたら、しんどすぎないかこれ。取り返しつかねぇぞ》
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