例年より暖かい春の訪れとともに幕を開けた今期のドラマ。ベテランの演技派俳優から旬の俳優までそろった話題のクールとなっており、クライマックスを迎えつつある。
そこで本誌は、春ドラマで「最終回まで見たい作品」についてアンケートを行った(5月24日~5月31日)。
期待に応え、視聴者を一番楽しませているのは、いったいどの作品だろうか。
第3位となったのは『あなたがしてくれなくても』(フジテレビ系)。セックスレスに悩む2組の夫婦を、奈緒(28)と永山瑛太(40)、岩田剛典(34)と田中みな実(36)が演じている。話題にしにくいセックスレスという問題を真っすぐ描き、累計840万部売り上げた人気同名コミックが原作だ。
原作ファンからも好評で、《原作ストーリーにより面白いと知っている、主演の方々の演技が好き》(20代女性/自営業・自由業)《瑛太さんと奈緒ちゃんの演技がうますぎて引き込まれる》(40代女性/パート)とリアルな演技が絶賛されている。タブーと思われがちな話題がテーマになっていることで《レスについてとかオープンに話せないのでこのドラマをきっかけに友達と話すことも出来ました》(50代女性/専業主婦)と口に出すきっかけになったという声も多かった。
第2位は、『王様に捧ぐ薬指』(TBS系)。ホテルでウエディングプランナーとして働く絶世の美女・綾華を橋本環奈(24)が、ホテル支配人で御曹司の東郷を山田涼介(30)が演じている。綾華は貧乏だが大好きな家族を守るため、東郷は業績不振の結婚式場を立て直すために愛のない偽装結婚を決意する。同名コミックが原作の胸キュン恋愛ドラマだ。
《イケメンと美女の組み合わせにときめきます》(30代女性/会社員)《シンプルに2人とも顔が良い》(30代女性/パート)など、誰もが認めるビジュアルに称賛の声が続出。加えて二人のコミカルな会話や、ピュアな恋愛模様に《ドキドキキュンキュンハラハラが詰め込まれている》(30代女性/無職)《王道の展開が好き》(30代女性/自営業・自由業)と、見ていて楽しいストーリーも多くの視聴者に好評だ。
そして栄えある第1位に選ばれたのは『ラストマン-全盲の捜査官-』(TBS系)。福山雅治(54)が全盲のFBI捜査官を、大泉洋(50)が犯人逮捕のためには手段を選ばない捜査一課の刑事を演じている。鋭い分析力で事件を必ず終わらせる切り札という意味で、FBIで「ラストマン」と呼ばれていた捜査官が刑事とバディを組み、事件を解決していく痛快サスペンスドラマだ。
福山雅治と大泉洋のW主演に、《福山さんのかっこよさを存分に楽しめるし、大泉さんの影のある役どころ意外と合っていてとてもいいですね》(60代女性/定年退職)《福山雅治さんと大泉洋さんのバディが最高過ぎる》(40代女性/パート)と大物2人の演技を絶賛する声が相次いだ。また痴漢や承認欲求などに起因する事件を描いていることから《現代社会の問題が軸となっており親しみやすく、また深く考えることもできる。シリーズ化や映画化としても続いてほしい》(40代/女性パート)と早くも続編を期待する声も上がっている。
視聴者をハラハラドキドキさせ楽しませた今期のドラマもいよいよクライマックス。最後まで視聴者を満足させられるのはどの作品だろうか。
【春ドラマ「最終回まで見たい」作品は?】(複数回答可)
1位:『ラストマン-全盲の捜査官-』31.3%
2位:『王様に捧ぐ薬指』21.5%
3位:『あなたがしてくれなくても』20.1%
4位:『風間公親-教場0-』19.6%
5位:『弁護士ソドム』17.3%