6月18日、チャンネル登録者数65万人以上の筋トレ系人気YouTuberアクトレが、大分県の「はさま未来館DENKENホール」で開催された「ボディビル選手権大会&フィットネスオープン大会」に出場。しかし、この大会前後の様子をおさめた動画が波紋を呼んでいる。
エンタテインメント集団「シルクドソレイユ」の元パファーマーであり、現在はYouTube上で筋トレやアクロバットを中心とした動画を配信しているアクトレ。18日と19日にアップした2本の動画では、大会前日から結果が出るまでの様子が収録されていた。
今回、問題視されたのは、18日に投稿された動画のサムネイル。会場である建物を背にして両腕を挙げるポージングを取っているのだが、その姿は上裸にハーフパンツというもの。大会に出場した格好のまま、外に出て写真を撮ったことが伺える。
翌日に公開された動画でも、出場直前に他の選手らがいる控え室での様子や、大会を終えたそのままの格好で建物の外へ向かい、表彰状を片手に感想を述べる様子が映っていた。また19日に大会結果を報告したTwitterのつぶやきにも、会場前で撮影された上裸のアクトレの写真があわせて投稿されていた。
磨き上げた肉体を会場前でも披露したアクトレだったが、実はこれは“ルール違反”だったようだ。
大会を主催する「TSUDAトレーニングジム」は20日までに、公式Instagramのストーリー機能で、次の文面を公開したのだ。
《大会を終えて。。。本当に多くの方がメッセージやコメントをくれて朝から16時くらいまで返信作業をしてて、大会を運営して良かった!と思って浸ってたら、とある方の動画を見てガッカリ》
《ホールの外ではガッツリ裸にならないで!と再三注意をしたのに、ガッツリ裸じゃないか!会場側と打ち合わせをしてボディビル大会の理解をして貰うのにどれだけ苦労したか。公共のスペースは絶対に裸で歩かないで下さい!と指導されて、皆守ってたよ!》
《会場を抑えるのにどれだけ大変か分かります?大分県連盟なら安心して貸しますよ!って言われるまでどれほどの月日が必要か分かりますか?必死になって運営してきたのに、ガッカリだよ!ほとんどの選手はマナー守ってたよ!しっかりしろよ!》
この文面では、苦言を呈している相手については明示されていないが、会場前で上裸になっていたアクトレは指摘に該当するだろう。そして動画を見たファンからは、この苦言がアクトレに向けたものであるとし、その行動を批判する声が相次いでいる。
《大会から注意めっちゃされてるのに勘違いしてルール違反してしまうのは論外だな》
《会場の外で大会と同じ格好で写真とるのいかんよ》
《ホール外 裸禁止、控え室撮影禁止、どんだけルール破るん。YouTuberの前に人として節度ある行動を取った方がいいですよ》
《とりあえず謝罪のコメントは出さないとダメでしょ。ホールの外でガッツリ裸になってる。これ会場の関係者とかに見られたらもう運営さんもこの場所借りること不可能になるぞ?なーにが成長できたと思いますだ。人間として参加者としてまずルールを守らんかい!》
これらの指摘を受けてのものかはわからないが、6月22日までに当該の動画は2本とも削除されている。しかし、アクトレのSNSなどでルール違反についての、釈明や謝罪の投稿は現時点ではない。