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「近年は国際的なスポーツ大会が多いことから、世界で活躍するスポーツ選手はナショナルクライアントや外資系企業からの人気が上がっています。なかでも別格なのはやはり大谷翔平選手(28)です」

 

こう語るのは広告代理店関係者。

 

クライアント企業との交渉の際、広告代理店が“このタレントはこの金額で”と提示するギャラリストがある。

 

本誌は独占入手したこのリストをもとに、’23年上半期に話題になった有名人のCMギャラランキングを作成した。

 

「クライアントが重視するのはタレントの清潔感と安心感。スキャンダルやグレーな噂がある人は敬遠されます。

 

大谷選手は球場と自宅の行き来で遊びにも行かず、私生活も野球一色。不祥事を起こす懸念もなく、好感度は申し分ありません」(前出・広告代理店関係者、以下同)

 

3月にWBCで優勝し、MVPを獲得した大谷。同じころ、出演する化粧品会社「コーセー」のCMの放送が始まった。

 

「大谷選手のCMが放送されてから、コーセーの美容液は公式オンラインショップでの売り上げが通常の約20倍にもなったそう。

 

女性はもちろん、男性の購入者も増えているようで、“大谷効果”は抜群です」

 

スポーツシューズメーカー「ニューバランス」のCMにも登場している。

 

「6月12日の球場入りの際、大谷選手はニューバランスのスニーカーを履いていました。これは未発売のものでしたが、“同じものが欲しい!”というファンは多く、圧倒的な広告効果が証明されています」

 

それだけにギャラは日本の有名人では“史上最高額”だという。

 

「新規の契約は3億円からです。

 

世界的に知名度が高いことから、ナショナルクライアントや外資系企業からも人気です。5億円以上出しても構わないというクライアントもいます」

 

大谷以外にも上半期の注目株が。

 

6月1日、史上最年少で将棋“名人”のタイトルを獲得した藤井聡太(20)だ。

 

「まだ20歳と若いですが、知名度は高いため、3千万円となります。素朴なイメージで好感度も抜群なので、来年には5千万円まで上がると思われます」

 

“NHK出演タレント”は、安定して人気がある。

 

「民放のドラマは視聴する世代に偏りがあります。しかし朝ドラや大河ドラマには老若男女が注目しているだけに、出演するタレントは幅広い知名度を持ちます。企業の取締役がドラマを見ていることも多く、社長が直々にタレントを指名することもあります」

 

Snow Man目黒蓮(26)もその一人。’22年の朝ドラ『舞いあがれ!』、連ドラ『silent』で知名度は急上昇し、7月から主演ドラマ『トリリオンゲーム』がスタートする。

 

「目黒さんは女性をターゲットにしたクライアントから人気があり、2千500万円から3千500万円にアップとなります。

 

小田急線・世田谷代田駅前は『silent』のロケ地として有名になりました。ドラマに登場したコーンポタージュ缶が駅の自販機で売られていますが、その売り上げは15倍にもなったそう。経済効果は十分です」

 

こうしてギャラが増加する人もいれば、オファーの“候補外”となった人もーー。

 

有名レストランのシェフ・鳥羽周作氏(45)との不倫が報じられた広末涼子(42)。6月14日には両者が不倫を認め、広末は無期限謹慎処分となった。

 

「これまで広末さんのCMギャラは4千万円でしたが、今回の件で契約していた4社が広告を削除し、CMギャラは“ゼロ円”に。代理店としても、リストから広末さんを削除しました。

 

今後のイメージ回復はさすがに難しく、これまでのような大手クライアントからのオファーはなくなるでしょう」

 

一家心中騒動を起こした市川猿之助(47)も1千500万円から一気に“ランキング圏外”に。

 

「10月まで歌舞伎公演の休演が発表され、自殺幇助罪で逮捕される可能性も報じられているだけに、リストから削除しています」

 

5月22日にKing&Princeを脱退した平野紫耀(26)も“圏外”に……。

 

「平野さんはジャニーズ事務所からも退所したことで窓口がなくなり、ギャラの金額設定ができない状態。話題性はあるので起用したい企業はありそうですが……。今後の芸能活動が不透明なので、現在は候補外です」

 

芸能界の浮き沈みを映し出すCMギャラ。下半期の動向にも注目!

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